これを読んで、
レディースオールスターを
もっと楽しもう!
大山 千広
おおやま ちひろ
- 116期
- 福岡
- 24歳
- H8.2.5 (みずがめ座) 161cm 46kg O型
- 福岡県出身 6年目 近畿大学附属福岡高等学校
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- 趣味
- マンガ、映画
- 将来
- 母と世界旅行
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- 19年
- 56,836,000円
- 生涯
- 134,429,000円
人気・実力ともに兼ね備えた女子レーサー代表である。街ですれちがったら思わず振り返ってしまうほどの美しさのどこにこれだけの強さが隠されているのだろうか。2018年には最優秀新人、2019年は優秀女子選手に選ばれている。ボートレーサーだった母を超え、独自の道を切り拓いている今、レディースオールスターで3年連続のファン投票1位と優勝を成し遂げたい。
野田 彩加
のだ あやか
- 126期
- 山口
- 17歳
- H15.4.30 (おうし座) 164cm 49kg O型
- 山口県出身 デビュー 宇部市立黒石中学校
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- 趣味
- ショッピング
- 特技
- 空手
-
- 19年
- 0円
- 生涯
- 504,000円
中学2年生の時、フルコンタクトで闘う空手の全国大会で優勝。中学卒業後、15歳でボートレーサー養成所に入所。1年間の厳しい養成を乗り越え小学校4年生からの夢を実現させた。苦しいことに耐えるのは慣れている。努力も惜しまない。持ち前の明るさゆえ、アスリートっぽくないが、ひとたび勝負になれば一撃で相手を倒す気概に満ちている。
中尾 彩香
なかお さやか
- 126期
- 福岡
- 19歳
- H13.6.27 (かに座) 162cm 47kg O型
- 沖縄県出身 デビュー 沖縄県立陽明高等学校
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- 趣味
- 占いに行くこと
- 部活
- バレーボール
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- 19年
- 0円
- 生涯
- 750,000円
ボートレース場のない沖縄県出身だが、中学生の時に参加したボートレースセミナーが選手志望のきっかけとなった。養成所時代の勝率は5.91。養成所のリーグ戦でも活躍するなどポテンシャルは高い。
操縦技能と判断力に優れるが、特にレバー操作が巧く天性の素質を感じさせる。周囲をアッと言わせる鋭い旋回を見せる逸材だ。
女子レースは人気だ。多くのファンに注目される理由はいくつかあるだろう。
①レーサーの人数が234名と覚えやすい
②個性やレースぶりがハッキリしていて展開の予想がしやすい
③実力差が明確だが、持ち味を生かした波乱が起きやすい
④インコースが必ずしも強いとはいえず予想の醍醐味がある
⑤レーサーのサービス精神が行き届いている
…などが挙げられる。
ヴィーナスシリーズやオールレディース(女性のみ出場するレース)を追っかけたくなるのは当然である。
…そこで『レディースオールスター』である。
2017年のボートレース宮島からはじまっているが、まだ歴史は浅い。
支えてくれるのはファンにほかならず、ファンからの応援がとても重要な役割を担う。
ファン投票の票数上位49名+出場選手選考委員会による推薦3名という仕組みのなかで、選ばれたレーサーは力を尽くす。
そして、優勝したレーサーにはその年のレディースチャンピオンの優先出場権が与えられる。
G2レディースオールスターは、女子の記念レースの幕開けを告げる役割も果たしている。
公式規則があるわけではないが、ファンから選ばれて参戦可能となるレディースオールスターには不文律がある。
『選出38位のレーサーが白のボディコンコスチュームを着てオープニングセレモニーに出る』という慣例だ。…といってもまだ4回であるが、ここまでに例外はない。
ちなみに昨年は38位の土屋実沙希は当然のこと、ベテランの岩崎芳美までもがパフォーマンスしファンを喜ばせた。
加えて優勝したのだから縁起がいい催しでもある。
今回、新型コロナウイルスの影響で例年通りのオープニングセレモニーはできないが、サービス精神旺盛な女子レーサーのこと。ファンに対して感謝の気持ちをこめたパフォーマンスを考える可能性が大いにある。レースはもちろんだが、こうしたファンサービスが期待できるのも本レースの楽しみのひとつだ。今年のパフォーマンスは何が起こるのか注目したい。
回 | 開催場 | 開催年 | ボディコン着用選手 (ファン投票38位) |
年齢 | 成績 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 宮島 | 2017年 | 木村沙友希 | 32 | 予選敗退 |
2 | びわこ | 2018年 | 喜多須杏奈 | 28 | 予選敗退 |
3 | 児島 | 2019年 | 深尾巴恵 | 26 | 予選敗退 |
4 | 鳴門 | 2020年 | 土屋実沙希 岩崎芳美 |
31 47 |
予選敗退 優勝 |
2020年の女子レースを引っぱっているのは、2013年の芦屋クイーンズクライマックスでティアラを戴冠した平山智加にほかならない。
今年は2月の尼崎ヴィーナスシリーズを皮切りに、とこなめ(3月)・福岡(4月)・津(6月)のヴィーナスシリーズで優勝し、8月のレディースチャンピオンにも出場。優勝戦は2号艇だったが、2コースから意表を突くまくりを繰り出し栄冠を手にした。
「勝つにはあれしかないと思っていました」と語る一方、「レディースチャンピオンは悔しい思いをたくさんしたので…優勝できてうれしいです」と涙した。
相当の理由があるのだ。
2011年の第24回大会をはじめ、26回、27回の3大会で1号艇をゲットしながらインから勝てなかったのだ。苦しい思いをしてきた。
だからだろう。「コロナで大変な中、ご声援ありがとうございます。これからもファンのため、家族のため、心を込めて精いっぱい走ります」という誓いに気持ちがこもっていた。一戦一戦、感謝とともに真摯に向き合おうとする信念が伝わってくる。
現在、獲得賞金トップを走るばかりか、優勝回数5回は大山千広と並んでトップタイ。年間勝率は僅差でトップに迫る勢いだ。
妻として、母として、レーサーとしてできることを尽くす姿勢は崇高だ。
今回、新型コロナウイルスの影響で例年通りのオープニングセレモニーはできないが、サービス精神旺盛な女子レーサーのこと。ファンに対して感謝の気持ちをこめたパフォーマンスを考える可能性が大いにある。レースはもちろんだが、こうしたファンサービスが期待できるのも本レースの楽しみのひとつだ。今年のパフォーマンスは何が起こるのか注目したい。