レースリポート
岩崎芳美が3コースまくり差しで地元鳴門V 女子賞金ランク11位に浮上
2024.06.18
ボートレース鳴門(モーニング)のオールレディース(6月13日~18日開催)が終了した。優勝戦は3号艇の岩崎芳美(熊本出身・徳島支部51歳)【写真4枚】が快勝。2号艇の小池礼乃(福岡出身・福岡支部)が2コースからまくって攻め、岩崎が3コースから展開を突いてまくり差しを決めた。3着には4号艇の守屋美穂(岡山出身・岡山支部)が入り、3連単3-2-4で1万9310円の41番人気決着に。1号艇の遠藤エミ(滋賀出身・滋賀支部)はまさかの6着に沈んだ。
勝った岩崎は昨年8月の鳴門ヴィーナスシリーズ以来となる約10カ月ぶりの優勝で通算24V。鳴門では6回目の優勝となっている。
岩崎はこの優勝で賞金120万円を獲得。今節開幕時点(6月12日時点)では今年の女子賞金ランキングが14位で、クイーンズクライマックス出場ボーダーのすぐ下という位置だったが、この6日間で約205万円の大きな上積みに成功し、女子賞金ランキング11位まで浮上。ベスト12圏内に入ってきた。2020年以来となる4年ぶり2回目のクイーンズクライマックス出場へ大きく一歩前進だ。
近況の女子戦線ではベテラン勢の活躍が際立つ。この鳴門オールレディースの直前に行われた三国ヴィーナスシリーズ(6月7日~12日開催)では海野ゆかりが優勝しており、女子レースは海野・岩崎の"71期コンビ"による連続Vに。女子賞金ランキングは海野が9位、岩崎が11位となっており、2人そろってのクイーンズクライマックス出場も現実味を帯びてきた。
いまボートレース界ではG3イースタン・ウエスタンヤングが開催中で若手たちのバトルに注目が集まっているが、負けじと熱い走りを見せているベテランたちも見逃せないところだ。
【2024年女子賞金ランキング】(6月18日、17時30分現在)
1位 守屋 美穂※28,014,000円 (鳴門優勝戦3着)
2位 浜田亜理沙 24,561,166円
3位 遠藤 エミ 22,292,000円 (鳴門優勝戦6着)
4位 三浦 永理 20,327,000円
5位 平山 智加 20,304,866円
6位 渡邉 優美 19,913,000円
7位 細川 裕子 19,500,999円
8位 宇野 弥生 18,248,932円
9位 海野ゆかり 18,146,000円
10位 藤原 菜希 18,065,000円
11位 岩崎 芳美 16,246,500円 (鳴門優勝戦1着)
12位 西橋 奈未 15,548,000円
13位 松尾 夏海 15,121,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 清埜 翔子 14,330,000円
15位 田口 節子 14,014,000円
16位 長嶋 万記 13,997,000円
17位 香川 素子※13,950,000円 (鳴門優勝戦5着)
18位 川野 芽唯 13,723,982円
19位 寺田 千恵 13,716,732円
20位 平田さやか 13,491,464円
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85位 土屋 千明 7,346,834円 (鳴門優勝戦4着)
111位 小池 礼乃 6,393,000円 (鳴門優勝戦2着)
(※守屋美穂と香川素子はG1・G2選出除外によりクイーンズクライマックスは除外)