REPORT

レースリポート

(C)BOATRACE

三国は海野ゆかりが4カドまくり優勝 2節連続Vで女子賞金ランク8位に

2024.06.12

 ボートレース三国(モーニング)のヴィーナスシリーズ(6月7日~12日開催)が12日に終了した。優勝戦は4号艇の海野ゆかり(広島出身・広島支部50歳)【写真3枚】がカドの4コースからまくり一撃。2着に2号艇の平山智加(香川出身・香川支部)、3着に5号艇の安井瑞紀(岡山出身・岡山支部)が入り、3連単4-2-5で2万8090円の57番人気決着となった。デビュー初Vをめざした1号艇の刑部亜里紗(静岡出身・静岡支部)は無念の4着に終わっている。

(C)BOATRACE

 勝った海野は前節の大村ヴィーナスシリーズに続く2節連続Vで通算65回目の優勝。三国では2002年オール女子戦、2011年オール女子戦、2013年オール女子戦に続く4回目の優勝となった。

(C)BOATRACE

 今節の海野は1・1・4・4・2・4・1・1・3・2・1着。初日ドリーム戦で3コースまくりを決めるなどシリーズ序盤から軽快な舟足を披露。予選を6位で通過し、準優は2号艇で2着に入って優出切符を手にした。そして優勝戦では4カドから鋭い伸び足でまくり一撃。節間11走で展示1番時計を7本も出していたが、その快速パワーを生かす勝ちっぷりで頂点に立った。

 海野は5月の宮島レディースオールスター終了時点(5月12日時点)では今年の女子賞金ランキングが11位で、クイーンズクライマックス出場ボーダー下の14位の選手とは約82万円の差しかなかった。しかしその後の1カ月間(5月13日~6月12日)で約547万円の大きな上積みに成功。14位の選手との差は一気に約395万円にまで広がった。3年ぶり6回目のクイーンズクライマックス出場に向けて大きく前進する2節連続V。勢いに乗ってきた海野がさらにランクアップしてくるのか目が離せない。次節は6月22日からの児島男女ダブル戦に登場する。

(C)BOATRACE

【2024年女子賞金ランキング】(6月12日、20時現在)
1位 守屋 美穂※26,518,000円
2位 浜田亜理沙 23,387,166円
3位 遠藤 エミ 20,899,000円
4位 三浦 永理 20,327,000円
5位 平山 智加 20,118,866円 (三国優勝戦2着)
6位 渡邉 優美 19,379,000円
7位 細川 裕子 18,566,999円
8位 海野ゆかり 18,146,000円 (三国優勝戦1着)
9位 藤原 菜希 17,225,000円
10位 宇野 弥生 17,007,932円
11位 西橋 奈未 15,548,000円
12位 松尾 夏海 14,552,000円
13位 清埜 翔子 14,318,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 岩崎 芳美 14,192,500円
15位 長嶋 万記 13,985,000円 (三国優勝戦5着)
16位 平田さやか 13,479,464円
17位 落合 直子 13,456,333円
18位 田口 節子 13,199,000円
19位 寺田 千恵 12,823,732円
20位 平高 奈菜 12,773,500円

43位 刑部亜里紗  9,887,933円 (三国優勝戦4着)
83位 安井 瑞紀  7,227,000円 (三国優勝戦3着)
88位 塩崎 桐加  7,062,000円 (三国優勝戦6着)
(※守屋美穂はG1・G2選出除外によりレディースチャレンジカップ、クイーンズクライマックスは除外)

関連記事

  • レースリポート
    下関レディースCC 注目は9R3号艇の田口節子 前期3コース1着率は驚異の57%
    2024.11.22
  • レースリポート
    下関レディースCC 女子賞金12位の海野ゆかりが予選落ち危機で9R必勝期す
    2024.11.21
  • レースリポート
    下関レディースCC 5Rは川野芽唯と平田さやかが逆転のQC出場へ正念場
    2024.11.20