レースリポート
三国ヴィーナスで登みひ果と宮崎安奈が初の予選突破 宮﨑は高校時代の地
2024.06.10
ボートレース三国(モーニング)のヴィーナスシリーズ(6月7日~12日開催)は10日、4日目が終わって予選ラウンドが終了。準優勝戦のメンバーは次のとおり。データは通算の優出回数と優勝回数。
<三国 5日目 10R 準優勝戦>
1号艇 平山 智加(香川・香川)157優出42V
2号艇 関野 文(大阪・大阪) 14優出0V
3号艇 安井 瑞紀(岡山・岡山) 2優出0V
4号艇 福島 陽子(岡山・岡山) 56優出3V
5号艇 片岡 恵里(岡山・山口) 43優出5V
6号艇 落合 直子(大阪・大阪) 77優出8V
※()内は出身・支部
10Rで注目したいのは3号艇の安井瑞紀だ。安井は3日目終了時点で予選25位という位置だったが、4日目に1コース逃げと4コースまくりで連勝を飾って大逆転に成功。4・2・3・5・1・1着で予選9位に入った。準優進出は1月の津オールレディースに続いて今年2回目だ。
この勢いで2022年7月の大村ヴィーナスシリーズ以来となる約1年11カ月ぶりの優出を狙いたいところ。ちなみに安井の連勝自己ベストは「2」となっており、まずは5日目前半の5R4号艇で自身初の3連勝を飾り、準優に向けて勢いを加速させたい。
<三国 5日目 11R 準優勝戦>
1号艇 刑部亜里紗(静岡・静岡) 3優出0V
2号艇 前田 紗希(埼玉・埼玉)13優出1V
3号艇 今井 美亜(富山・福井)53優出8V
4号艇 登 みひ果(兵庫・兵庫) 0優出0V
5号艇 塩崎 桐加(三重・三重)37優出3V
6号艇 喜井つかさ(岡山・岡山)28優出3V
※()内は出身・支部
11Rは4号艇の登みひ果(兵庫出身・兵庫支部24歳)【冒頭の写真】に注目が集まる。3・1・4・4・2・2着で予選11位に入る活躍。2022年11月のデビューから約1年7カ月、待望の初準優出を果たした。
登は前節の大村ヴィーナスシリーズ(5月25日~30日開催)で惜しくも勝負駆けに失敗して予選22位敗退。その節で同期の井上遥妃が予選10位に入り、131期女子6人のなかで準優出一番乗りを果たしている。
大村での悔しい思いをバネに、すぐさま三国で結果を残してきた登が準優初挑戦でどんな走りを見せるのか楽しみなところ。131期女子の優出一番乗りをめざす。
<三国 5日目 12R 準優勝戦>
1号艇 樋口由加里(岡山・岡山) 61優出5V
2号艇 海野ゆかり(広島・広島)282優出64V
3号艇 長嶋 万記(静岡・静岡)155優出42V
4号艇 森下 愛梨(静岡・静岡) 2優出0V
5号艇 平田さやか(東京・東京) 47優出4V
6号艇 宮崎 安奈(埼玉・埼玉) 0優出0V
※()内は出身・支部
12Rの1号艇は樋口由加里だ。2・2・2・2・1・2・1着のオール2連対で予選トップ通過。樋口の予選1位は2019年2月の児島一般戦以来で約5年4カ月ぶりと久々だ。2016年12月の住之江オールレディースを最後に優勝から遠ざかっている樋口だが、約7年半ぶりの栄冠へ大きなチャンスが到来した。まずは準優を勝ち切ってポールポジションを確保したい。
6号艇の宮崎安奈(埼玉出身・埼玉支部26歳)【写真上】はこれがデビュー初準優出。3日目終了時点で予選26位だったが、4日目を3・2着で踏ん張ってランクアップし、3・5・1・5・3・2着で予選18位に滑り込んだ。元プロバスケットボール選手として知られる宮崎だが、福井県は高校時代にバスケ留学していた思い出の地(※福井県立足羽高校)。縁のある場所でデビュー初優出をめざす。