野田部宏子が準優4コースまくり差し快走　福岡優勝戦3号艇でデビュー初Vへ挑む

　ボートレース福岡（サマータイム制）のオールレディースは5日、開催5日目が終了。準優を勝ち抜いた6人が6日の優勝戦に駒を進めた。

＜福岡 最終日 12R 優勝戦＞
1号艇 深川麻奈美（熊本・福岡）1コース1着率32%
2号艇 櫻本あゆみ（栃木・群馬）2コース1着率29%
3号艇 野田部宏子（福岡・福岡）3コース1着率13%
4号艇 水口　由紀（京都・滋賀）4コース1着率6%
5号艇 渡邉　優美（福岡・福岡）5コース1着率0%
6号艇 向井　美鈴（山口・山口) 6コース1着率0%
※()内は出身・支部
※コース別1着率は今年1月～

　予選トップ通過の深川麻奈美が準優1号艇で逃げを決めてポールポジションを獲得。昨年12月の丸亀一般戦以来となる優勝に王手をかけた。

　深川は今年1コースで28戦9勝の1着率32％と苦戦気味。しかし今節は3回（初日8R、4日目1R、5日目10R準優）の1号艇でいずれもきっちり逃げ切ってきた。機力は十分なだけに優勝戦に向けて不安はないだろう。通算4回目の優勝と福岡初Vを狙う。

　勢いに乗っているのは2号艇の櫻本あゆみ（栃木出身・群馬支部36歳）【写真上】と3号艇の野田部宏子（福岡出身・福岡支部33歳）【冒頭の写真】だ。

　櫻本は準優で圧巻の速攻を披露。3コースからコンマ03のトップスタートでまくりを決め、3連単1万1300円の高配当を出して勝ち上がってきた。櫻本は2日目後半から7走でトップスタート5本と安定した踏み込みぶり。優勝戦でも的確なスタートから速攻を仕掛けてくる可能性十分だろう。昨年6月の下関オールレディース以来となる通算4回目の優勝を狙う。

　野田部は準優で鮮やかな立ち回りを披露。4コースから鋭いまくり差しで一気に展開を突き、3連単3万2660円の高配当を出して1着での優出。今節の野田部は初日に2コース差し、4日目に3コースまくり差し、5日目に5コースまくりと4コースまくり差しで計4勝をマーク。キレ味鋭い走りを連発してきた。デビュー初Vへ機運は高まるばかり。赤いカポックで頂点を狙う。