レースリポート
若松準優でレディースチャンピオンのラストチケットめざす野田部宏子や武藤綾子ら
2024.05.23
ボートレース若松(ナイター)のオールレディース(5月19日~24日開催)は22日、4日目が終わって予選ラウンドが終了。23日に行われる準優勝戦のメンバーが決まった。
なお8月の福岡PG1レディースチャンピオンの出場選手を決める選考期間(2023年6月1日~2024年5月31日)は締切まで10日を切り、オールレディース優勝による優先出場チケットはもう残り1枚だけ。選考勝率でボーダーラインをクリアするのが難しい選手たちにとっては、今節が一発逆転のラストチャンスだ。
準優勝戦の組み合わせと、各選手のレディースチャンピオン選考状況は以下のとおり。勝率は5月22日時点の福岡レディースチャンピオン選考勝率。★は優先出場権保持。出場ボーダーの勝率は現在5.56あたり。
<若松 5日目 9R 準優勝戦>
1号艇 中谷 朋子(兵庫)勝率6.46★
2号艇 平川 香織(埼玉)勝率5.88
3号艇 川野 芽唯(福岡)勝率6.76★
4号艇 清水 愛海(山口)勝率5.07※事故率
5号艇 鈴木 成美(静岡)勝率4.73
6号艇 原 加央理(埼玉)勝率5.39
()内は支部
準優9R出場組では中谷朋子、平川香織、川野芽唯はすでに当確ランプ。清水愛海は事故率オーバーでの選出除外が確定している。
優先出場権が欲しいのは鈴木成美と原加央理だ。鈴木は2011年の三国大会以来となる2回目のレディースチャンピオン出場をめざす戦いに。原は前々節の桐生一般戦でデビュー初Vを飾るなど近況好調なだけに、この勢いでレディースチャンピオン初出場を狙いたい。
<若松 5日目 10R 準優勝戦>
1号艇 深川麻奈美(福岡)勝率5.98
2号艇 廣中智紗衣(東京)勝率6.38
3号艇 岩崎 芳美(徳島)勝率6.49
4号艇 野田部宏子(福岡)勝率5.24
5号艇 今井 美亜(福井)勝率5.65
6号艇 武藤 綾子(福岡)勝率4.23
準優10R出場組では深川麻奈美、廣中智紗衣、岩崎芳美は勝率でのボーダークリアが確実。今井美亜はボーダーラインの少し上におり、大崩れしなければクリアできそうな状況だ。
一発逆転を狙うのは野田部宏子(福岡33歳)【冒頭の写真】と武藤綾子(福岡53歳)【写真下】の福岡勢2人だ。野田部は地元福岡でのレディースチャンピオンでG1初出場を果たしたいところ。武藤は2014年三国大会以来となる10年ぶり15回目の出場へ挑戦だ。
<若松 5日目 11R 準優勝戦>
1号艇 平高 奈菜(香川)勝率6.14
2号艇 細川 裕子(愛知)勝率7.01★
3号艇 土屋実沙希(静岡)勝率5.62
4号艇 土屋 千明(群馬)勝率5.56
5号艇 宇野 弥生(愛知)勝率5.77
6号艇 刑部亜里紗(静岡)勝率5.53
準優11R出場組では平高奈菜、細川裕子、宇野弥生はすでに当確となっている。
目が離せないのは残る3人だ。土屋実沙希は選考勝率5.62で48位あたり、土屋千明は選考勝率5.56で52位あたり、刑部亜里紗は選考勝率5.53で53位あたりという状況。3人ともボーダー付近で熾烈(しれつ)な勝負駆けを戦っている真っただ中だ。この準優は優出切符を狙うのはもちろんだが、大敗して勝率を下げるのも絶対に避けたい状況。両土屋と刑部、この3人の直接対決となった11Rは勝率による選考争いの大一番といっても過言ではないだろう。