レースリポート
鳴門ヴィーナスは今井裕梨が4コース差し優勝! 山川美由紀は5着
2024.05.19
ボートレース鳴門のヴィーナスシリーズ(5月13日~18日開催)が18日に終了した。優勝戦は4号艇の今井裕梨(群馬40歳)【写真3枚】が快勝。4コースから差しハンドルを決めた。2着に2号艇の松尾夏海(香川)、3着に6号艇の中澤宏奈(東京)が入り、3連単は4-2-6で2万1930円の51番人気決着。
勝った今井は通算4回目の優勝で今年2V。鳴門では2022年のヴィーナスシリーズに続いて当地2回目の優勝となっている。今井は「スタートが同体だったので、たぶん平田(さやか)さんがまくりに行くだろうと…。8月にある王座(福岡レディースチャンピオン)に出場して、そこで結果を残したいです」と語った。
【今井裕梨 優勝歴】
2022年6月 桐生ヴィーナスシリーズ(1コース抜き)
2022年9月 鳴門ヴィーナスシリーズ(2コースまくり)
2024年2月 多摩川男女ダブル戦(1コース抜き)
2024年5月 鳴門ヴィーナスシリーズ(4コース差し)
今節の今井は1・1・3・1・2・4・3・2・1着。初日ドリーム戦で2コース差しを決めるなど開幕2連勝の好スタートを切り、予選を3位で通過する活躍。しかし準優1号艇でイン戦2着に敗れ、優勝戦は4号艇となった。それでも今節9走で展示1番時計6本と軽快な舟足を見せていた今井は、優勝戦で4コースから鋭く差し込み、バック直線での伸び勝負を制して2マーク先取りに成功。後続を突き放してVゴールを駆け抜けた。
今年の今井はここまで10節走って2優出だが、その2優出でいずれも優勝。今年の女子賞金ランキングでは22位につけており、レディースチャレンジカップ出場が狙える位置だ。今井は年間女子賞金ランキングの自己ベストが36位(2022年)で、意外にもまだレディースチャレンジカップやクイーンズクライマックスの出場権争いに加わるところまでは一度もいけていない。今年は賞金女王戦線をにぎわせそうな気配だけに、今後の走りにも注目したいところ。次節は6月1日からの福岡オールレディースに出場予定。
山川美由紀は無念の優勝戦5着。インから1マークを先マイしたがターンが流れ、約5年4カ月ぶりの優勝はならなかった。山川は通算80Vの女子歴代最多記録を持つが、この約5年4カ月間の足踏みの間に日高逸子が3V、寺田千恵が10V、田口節子が20Vを上積みし、山川の記録にじわじわと迫ってきた。今後も目が離せない戦いが続いていく。
【女子レーサー歴代優勝回数ベスト10】
1位 山川美由紀 80回 (優出380回)
2位 日高 逸子 76回 (優出379回)
3位 寺田 千恵 74回 (優出344回)
4位 田口 節子 72回 (優出235回)
5位 海野ゆかり 63回 (優出281回)
6位 鵜飼菜穂子 56回 (優出196回)
7位 横西 奏恵 46回 (優出134回)
8位 谷川 里江 45回 (優出285回)
9位 平山 智加 42回 (優出157回)
9位 長嶋 万記 42回 (優出155回)