レースリポート
山川美由紀と松尾夏海の香川勢が鳴門ヴィーナス優勝戦の内枠で対決
2024.05.17
ボートレース鳴門(モーニング)のヴィーナスシリーズ(5月13日~18日開催)は17日、5日目が終了。18日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。
<鳴門 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 山川美由紀(香川)優出380回目 80V
2号艇 松尾 夏海(香川)優出 33回目 3V
3号艇 平田さやか(東京)優出 47回目 4V
4号艇 今井 裕梨(群馬)優出 28回目 3V
5号艇 水野 望美(愛知)優出 33回目 2V
6号艇 中澤 宏奈(東京)優出 11回目 0V
※()内は支部
予選トップ通過の山川美由紀(香川57歳)【冒頭の写真】が準優でイン逃げを決めてポールポジションを獲得。1・2・3・1・1・1・3・1・1着のオール3連対で優勝に王手をかけた。
今節の山川は初日12Rドリーム戦こそイン戦2着に敗れたが、その後はイン2連勝中。3日目3Rではインからコンマ05、5日目12R準優でもインからコンマ05と、いずれも圧巻のトップスタートで逃げ切っている。優勝戦でもイン速攻で押し切るのみだ。
女子歴代1位の通算80Vを誇る山川にとって、最後の優勝は2019年1月の鳴門オールレディース。約5年4カ月前に鳴門で止まった時計が、鳴門で再び動き出すのか。
侮れないのは2号艇の松尾夏海(香川32歳)【写真上】だ。松尾は通算優勝3回のうち2回が2号艇。初Vだった2021年12月の福岡クイーンズクライマックスシリーズ戦は2コース差し、直近Vとなる今年4月の若松男女ダブル戦も2コース差しだった。優勝戦2号艇は6・2・1・5・1着で1着率40%をマークしている。
松尾は今年6優出1Vと好調が続き、女子賞金ランキングも13位の好位置。クイーンズクライマックス初出場をめざしているだけに優勝を狙いたいところだ。香川支部の先輩、山川に真っ向勝負を挑む。
中枠勢も強力で、3号艇には準優で3コースまくり差しを決めたばかりの平田さやか、4号艇には今年4コースで18戦5勝の1着率28%をマークしている今井裕梨が並ぶ。また鳴門はアウトからの1着も多い水面だけに、外枠の水野望美と中澤宏奈にもチャンスは十分にある。目が離せない展開の優勝戦となりそうだ。