鳴門ヴィーナス準優は通算0Vが8人　来田衣織と吉田彩乃は初優出へ挑む

　ボートレース鳴門(モーニング)のヴィーナスシリーズ（5月13日～18日開催）は16日、4日目が終わって予選ラウンドが終了した。なお4日目は風速10メートル前後の追い風が吹く厳しいコンディションとなり、1Rから安定板を使用、7Rからは周回短縮の2周戦で行われたが、11Rと12Rは中止となった。

　17日に行われる準優勝戦のメンバーは以下のとおり。通算0Vの選手が8人も勝ち上がってきた。

＜鳴門 5日目 10R 準優勝戦＞
1号艇 今井　裕梨（群馬）通算27優出3V
2号艇 吉田　彩乃（静岡）通算0優出0V
3号艇 平田さやか（東京）通算46優出4V
4号艇 山本　梨菜（佐賀）通算6優出0V
5号艇 森下　愛梨（静岡）通算2優出0V
6号艇 垣内　清美（三重）通算129優出16V
※()内は支部

　準優10Rの注目は2号艇の吉田彩乃(静岡23歳)【写真下】だ。1･3･2･1･4･4･1着で予選4位に入る大躍進。2022年7月の三国オールレディース（予選17位）以来、約1年10カ月ぶりとなる2回目の準優出を果たした。初日に5コースまくり、3日目にイン逃げ、4日目に3コース差しを決めるなど舟足軽快だ。吉田は今年2コースで10走して1着こそゼロだが、2着が4本で2連対率は40％ある。デビュー初優出へチャンス十分だろう。

　また10Rには通算0Vの選手から山本梨菜と森下愛梨の120期コンビも登場する。山本は1月の津オールレディースと2月の多摩川男女ダブル戦に続く今年3回目の優出を狙う戦い。森下はマスターズチャンピオン優勝(菊地孝平)のモーター19号機（2連対率1位）とコンビを組み、ここまで7走で展示1番時計を4本も出しているだけに外枠でも楽しみだ。

＜鳴門 5日目 11R 準優勝戦＞
1号艇 松尾　夏海（香川）通算32優出3V
2号艇 中田　夕貴（埼玉）通算17優出1V
3号艇 中澤　宏奈（東京）通算10優出0V
4号艇 来田　衣織（兵庫）通算0優出0V
5号艇 茶谷　　桜（滋賀）通算18優出0V
6号艇 孫崎　百世（滋賀）通算6優出0V

　準優11Rでは4号艇の来田衣織(兵庫28歳)【冒頭の写真】がデビュー初優出をめざして登場する。3･6･1･3･1･3着で予選11位通過。昨年5月の蒲郡ヴィーナスシリーズ以来、約1年ぶりの準優出となった。

　来田はこれまで準優に13回乗っており、6･4･6･6･4･3･6･5･4･6･3･5･6着と悔しい思いを重ねてきた。121期女子では中村かなえ（9優出）、山下夏鈴（3優出2V）、柴田百恵（1優出）が着々と実績を積み上げているだけに、来田もこれに続きたいところ。準優4号艇で持ち前の速攻力を発揮したい。

＜鳴門 5日目 12R 準優勝戦＞
1号艇 山川美由紀（香川）通算379優出80V
2号艇 水野　望美（愛知）通算32優出2V
3号艇 前原　　哉（岡山）通算2優出1V
4号艇 間庭　菜摘（福岡）通算2優出0V
5号艇 新田　芳美（徳島）通算112優出17V
6号艇 松瀬　弘美（静岡）通算53優出2V

　準優12Rでは4号艇の間庭菜摘が初Vへの挑戦権を狙う。間庭は前節のびわこヴィーナスシリーズで準優5号艇に乗り、5コースまくり差しで3連単2万円台の高配当を出して優出したばかり。今節も波乱を呼ぶ存在となるのか。自身初の2節連続優出をめざす。