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「前を向こう」と決めた守屋美穂がファン投票1位へ感謝のV! 宮島レディースオールスター

2024.05.13

 ボートレース宮島の「G2第9回レディースオールスター」(優勝賞金490万円)は12日が最終日、雨が降る中で優勝戦が行われた。予選トップ通過から準優1号艇、優勝戦1号艇と王道を歩んだ守屋美穂(岡山支部35歳)【写真3枚】が、最後もトップスタートから一気に1マークを駆け抜けた。

 進入はスタート展示同様に枠なりの3対3。伸び型で地元優勝を胸に誓った實森美祐がコンマ07のスタートでスリットからやや伸びたが、インの守屋はさらに上をいくコンマ02という度胸満点の仕掛け。こうなるとまくり切るまでは難しく、實森は3コースの長嶋万記にもひっかかって万事休す。そんな攻防を横目に、守屋は力強くイン先マイ。すぐに独走態勢を築いた。

 2着はまくり切れなかったが外マイ追走の實森美祐、3着は實森にたたかれながらも握り返して追った長嶋万記で3連単1-4-3は1800円の8番人気。

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 守屋は他艇の攻めを一切許さない完封劇で、2022年の第6回桐生大会以来、自身2回目のレディースオールスター制覇を成し遂げた。女子特別戦制覇はこれで通算3回目。

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 今節、守屋はモーター抽選の時点でエース級と評価されていた73号機をゲット。当初は伸びが目立っていたが、調整していくうちに出足関係が覚醒した。「すごくいい相方でした。優勝戦でもいいかかりをしてくれたので、安心して回れました。他艇は気になりませんでした」と振り返った。

 守屋は4月G1児島周年の準優でフライング。そのため7月1日から7月30日はF休み。さらに休み明けから6カ月間はG1・G2に出られない。普通はここでメンタルが揺れ動くところだが、守屋は違った。「下を向かず、前を向こう」と。次走は5月21日から多摩川のSGボートレースオールスター。「上の舞台でしっかり結果を残せるように。票を無駄にしないように」と強い気持ちで結果を出し、また一段一段、スターレーサーの階段を上っていく。

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