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7戦6勝の快速・守屋美穂がレディースオールスター2回目Vに王手! 宮島

2024.05.12

 ボートレース宮島の「G2第9回レディースオールスター」(優勝賞金490万円)は11日、波乱の準優勝戦を終了。最初の準優10Rは西橋奈未(福井支部27歳)【写真下】がインからコンマ09の全速スタートを決めて押し切りに成功。2着は1マークを握って西橋に迫った岩崎芳美、3着は差して追った魚谷香織で3連単1-3-4は1430円の5番人気だった。

 勝った西橋は「めっちゃうれしいです!思った以上にめちゃくちゃ緊張しました。向かい風が結構吹いていましたが、いいスタートが切れました。ターン系統はしっかりきてます。だいぶ軽快で上位にいると思います。優勝だけ狙っていきます」と頼もしくV宣言。優勝戦は2号艇となった。

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 続く準優11Rはチルト3度で勝負に出た土屋南がまくったが、無念のフライングコール。同時に戸敷晃美、香川素子、米丸乃絵もフライングとなり4艇が消えた。冷静にスタートした長嶋万記(静岡支部42歳)【写真下】が繰り上がって1着。2着は實森美祐となった。フライングの4艇絡みの舟券はすべて返還。

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 勝った長嶋は「プロペラをたたいて自分の好きなグリップ感がきたと思います。レースに集中できる感じはあります。3番長嶋頑張ります!」と語り、優勝戦は3号艇だ。

 最後の準優12Rを逃げ切った守屋美穂(岡山支部35歳)【冒頭の写真】は、前のレースのアクシデント直後でスタートに重圧がかかる中、インからコンマ08のトップスタートで快勝。ターンマークすれすれを差した平高奈菜が2着。 遠藤エミが櫻本あゆみに競り勝って3着。3連単1-2-6は1210円の5番人気。

 守屋は「しっかりスタートを行けました。差されたかと思いましたが足のおかげで勝てました。うまく調整できて節一の仕上がりです」。2022年2月の桐生以来、2回目のレディースオールスターVに王手をかけて、守屋スマイルを浮かべた。

 12日の優勝戦メンバーとデビュー以来の主な実績は次のとおり。今節はG2レース。

<宮島 最終日 12R 優勝戦>
1枠 守屋 美穂(岡山)G1V0 G2V3
2枠 西橋 奈未(福井)G1V0 G2V0
3枠 長嶋 万記(静岡)G1V0 G2V2
4枠 實森 美祐(広島)G1V0 G2V0
5枠 平高 奈菜(香川)G1V1 G2V0
6枠 岩崎 芳美(徳島)G1V1 G2V1

 今シリーズの守屋美穂はコンディションや枠番に左右されることなく、常に安定したスタートからパワフルに相手をねじ伏せてきた。4艇フライング直後の準優12Rも自分を信じて会心の仕掛けから逃げ切り勝ち。その度胸が最大の決め手だ。次位は4カドから自慢のコーナースピードを駆使する地元の實森美祐。「なんとか優勝戦に乗れてホッとしています。足はバランスが取れてすごくいいです。地元で優勝したいです」とにこやか。パワーも守屋に次ぐレベルにある。

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