レースリポート
宮島レディースオールスター優勝戦 賞金上積み狙う長嶋万記や平高奈菜に注目
2024.05.11
ボートレース宮島での「G2第9回レディースオールスター」(5月7日~12日開催)は11日、5日目が終了した。準優は11Rで4艇フライング(戸敷晃美、香川素子、米丸乃絵、土屋南)が発生するなど大波乱の展開に。激闘を勝ち抜いた守屋美穂(岡山)、西橋奈未(福井)、長嶋万記(静岡)、實森美祐(広島)、平高奈菜(香川)、岩崎芳美(徳島)が優勝戦に駒を進めた。
レディースオールスターの優勝賞金は490万円。12月末に蒲郡で開催されるクイーンズクライマックス(QC)への出場権争いを左右する大一番になる。
【2024年女子賞金ランキング】(5月11日、19時現在)
1位 守屋 美穂※18,312,000円(優勝戦1号艇)
2位 浜田亜理沙 17,440,666円
3位 遠藤 エミ 16,810,000円
4位 平山 智加 16,400,866円
5位 渡邉 優美 15,738,000円
6位 細川 裕子 15,497,999円
7位 宇野 弥生 14,920,932円
8位 三浦 永理 14,609,000円
9位 藤原 菜希 13,573,000円
10位 海野ゆかり 12,461,000円
11位 西橋 奈未 12,385,000円 (優勝戦2号艇)
12位 清埜 翔子 12,198,000円
13位 松尾 夏海 11,512,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 寺田 千恵 11,509,232円
15位 大瀧明日香 11,370,000円
16位 落合 直子 10,952,333円
17位 岩崎 芳美 10,494,000円 優勝戦6号艇)
18位 香川 素子 10,417,000円
19位 平田さやか 10,371,532円
20位 平川 香織 10,160,000円
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29位 長嶋 万記 8,922,000円(優勝戦3号艇)
32位 平高 奈菜 8,677,500円(優勝戦5号艇)
40位 實森 美祐 8,046,000円(優勝戦4号艇)
(※守屋美穂はG1・G2選出除外によりクイーンズクライマックスは除外)
大きな賞金の上積みが欲しいのは長嶋万記【冒頭の写真】だ。今年の長嶋はここまで7節走って1優出0V。今回の宮島か今年2回目の優出。F休みがあった影響で出走回数が69走と少なく(※女子最多は細川裕子で122走=責外事故含む)、優出も1回だけとリズムに乗れていない状態。現在女子賞金ランキング29位と出遅れており、3年連続8回目のクイーンズクライマックス出場へ黄信号がともっている。
しかし、ここで優勝して490万円を加算すれば一気に10位前後まで浮上できる計算。シーズン序盤の遅れを一発で取り戻せる。長嶋は優勝戦の3号艇で登場。昨年11月の三国G2レディースチャレンジカップを3コースまくり差しで優勝した経験もあるだけに目が離せない。
女子賞金ランキング32位の平高奈菜【写真上】と40位の實森美祐も同様だ。クイーンズクライマックス出場への可能性を広げるためには貪欲に優勝を狙いたい。
西橋奈未と岩崎芳美は女子賞金ランキング10位台。クイーンズクライマックス出場ボーダー付近につけている。ただ西橋は30日間のF休み(5月27日~6月30日)を控えており、その後には3カ月間の女子レースあっせん除外があって8月の福岡レディースチャンピオンには出場できない状況。大きな賞金を上積みできる機会が少ないだけに、この優勝戦は大事な勝負どころだ。
そして優勝戦1号艇は守屋美穂。4月児島周年での準優FによりG1・G2選出除外で、今年はレディースチャレンジカップやクイーンズクライマックスには出場できない。ただSGには出場可能。獲得賞金次第ではチャレンジカップやグランプリシリーズ、グランプリへの道が開ける。男女通じた賞金ランキングは現在58位。ここで優勝すれば一気に23位前後まで浮上できる。このチャンスは絶対に逃せない。