レースリポート
準優1号艇は守屋美穂、實森美祐、西橋奈未が獲得! 宮島レディースオールスター
2024.05.11
ボートレース宮島で開催中の「G2第9回レディースオールスター」(優勝賞金490万円)は10日に予選4日目を終了。守屋美穂(岡山支部35歳)【冒頭の写真】は6号艇だった予選ラスト11Rこそ差し及ばず4着も、堂々の予選トップ通過。準優勝戦12Rの1号艇におさまった。
予選4日間の守屋を総括すると、風向きやコース不問で6戦5勝という勝ちっぷり。間違いなくシリーズトップのパワー。これは守屋本人も「変わらず足は全部いいです。準優勝戦はインからスタートをしっかり行くだけです」と話している。2022年の第6回桐生大会(4コースまくりV)に続き、自身2回目のレディースオールスター制覇へ、あと2回逃げるのみとなった。
準優勝戦11Rは實森美祐(広島支部27歳)【写真上】が1号艇。4日目8Rは差してバックストレッチで2艇に挟まれながら、2マークで持ち味の全速ターンを繰り出し先頭に躍り出た。「どの足もバランスが取れて上位だと思います。あとはスタートだけ」と仕上がりに関しては文句なしのジャッジ。地元水面で勝負どころをしっかり切り抜けたい。
準優勝戦10Rの1号艇は實森と同期の西橋奈未(福井支部27歳)【写真上】がゲット。出足と回り足は二重丸評価。典型的なレース本番で威力を発揮する仕上がりに、スピード自慢の西橋も納得の表情だ。「引き波を越えてからのつながりがいいですね」と、握るだけでなく差しても味がある。まして引き波のないイン戦なら、同体スタートさえ決まれば押し切れるムード。
11日に行われる準優勝戦3個レースのメンバーは次のとおり。
<宮島 5日目 10R 準優勝戦>
1枠 西橋 奈未(福井支部)
2枠 藤原 菜希(東京支部)
3枠 岩崎 芳美(徳島支部)
4枠 魚谷 香織(福岡支部)
5枠 日高 逸子(福岡支部)
6枠 落合 直子(大阪支部)
<宮島 5日目 11R 準優勝戦>
1枠 實森 美祐(広島支部)
2枠 戸敷 晃美(福岡支部)
3枠 香川 素子(滋賀支部)
4枠 米丸 乃絵(福岡支部)
5枠 土屋 南(岡山支部)
6枠 長嶋 万記(静岡支部)
<宮島 5日目 12R 準優勝戦>
1枠 守屋 美穂(岡山支部)
2枠 平高 奈菜(香川支部)
3枠 櫻本あゆみ(群馬支部)
4枠 津田 裕絵(山口支部)
5枠 川野 芽唯(福岡支部)
6枠 遠藤 エミ(滋賀支部)
注目レースは、オール3連対と安定感抜群の實森美祐だけでなく、次代の逸材が出走する準優勝戦11R。このレース、実績十分の先輩たちを差し置いて、實森、米丸乃絵、土屋南とスピード自慢の20代、次期スターたちがレースぶりで圧倒している。加えて、隠れたトップパワーの呼び声も高い戸敷晃美までいる。
もちろんその中心はインの實森。同体スタートをきっちり決めれば逃げ切り濃厚だ。追走候補は大会初出場ながら変幻自在の非凡なハンドルで魅了してきた急成長株の米丸。これにチルト3度を貫く姿勢の土屋が上位を争う。