レースリポート
宮島のG2レディースオールスター3日目 2500勝まであと3勝の日高逸子に注目!
2024.05.09
ボートレース宮島の「G2第9回レディースオールスター」は、きょう9日がシリーズ3日目。予選クリアの分岐点となる1日である。
最終12R(上図参照)に3号艇で登場する日高逸子(福岡支部62歳)【写真2枚】は、ここまで3走オール2着。2日目終了時点の得点率は8.00で6位タイにつけている。
ちなみに、2日目まで3連勝の守屋美穂が10.67でトップ。これに2連勝の戸敷晃美が10.00で続いている。
初日のオープニングセレモニーで「神里琴音さんの年を3倍しても私の年になりません!」と話し、ファンの笑いを誘っていた日高逸子は1961年10月7日生まれの62歳。一方、神里琴音は2004年6月16日生まれ。誕生日で二十歳となるニュースターである。
「グレートマザー」の異名をもつ日高逸子のデビューは1985年5月。およそ39年間で9156走(2024年5月8日現在)し、2497勝と2500勝まであと3勝。G1レースも2005年のレディースチャンピオン(大村)と2014年のクイーンズクライマックス(住之江)で優勝するなど、まさにボートレース界の巨星にほかならない。
そんな偉大な存在でありながら、若手から慕われているのが日高逸子。威張ったり、驕(おご)ったりすることなく、誰とでも普通に接することのできる懐の大きさが人を惹(ひ)きつけているのだ。
「舟足はいいと判断しています。特に回り足ですね…」と語っている日高逸子にとって、3号艇はうってつけ。小細工なしの外マイで2マーク勝負に出る公算が高いだろう。
数々の戦歴にとどまらず、選手生命を脅かす大ケガを乗り越えてきた日高逸子。その一走一走に注目したい今シリーズである。
G2レディースオールスターのもようを伝える公式YouTubeの3日目は、広島県出身の女子プロレスラー世羅りささんをゲストに迎え14時から配信される。
デスマッチ路線を築きあげたハードコアプロレスラーが、どんな波乱を予想するのか注目されるところだ。