レースリポート
守屋美穂が感謝のドリーム快勝! 急成長は米丸乃絵 宮島レディースオールスター
2024.05.08
ボートレース宮島の「G2第9回レディースオールスター」は7日、初日を終了。序盤から向かい風(3~5メートル)と向かい潮(干潮9Rごろ)でスタートが難しいコンディション。潮が低くなった終盤は風が計測箇所と時間によって変わり、一時追い風になった後、再び向かい風に。12Rドリーム戦は1号艇の守屋美穂(岡山支部35歳)【写真】がコンマ19のスタートから逃げ切り勝ち。2着はセンター勢を差した地元の實森美祐、3着は大外からバック最内を伸びた西橋奈未が入った。3連単1-5-6は7350円で22番人気。
守屋はさっそく投票してくれたファンへ感謝の白星を届けた。「スリットからの足も良さそうですね。課題だった初動の感じもぎりぎり間に合いました。1号艇だったとはいえ展示タイムも良かったし、楽しみな足だなと思います」。2日目は4、9Rに登場。このまま大崩れなく予選をまとめたい。
予選組でキラリと輝く走りを見せたのは米丸乃絵(福岡支部22歳)【写真上・オープニングセレモニー】。昨年6月の若松でデビュー初優出してから自信あふれるスピードターンを武器に新勝率6.00。初のA2級入りを決めた急成長株は、前半3Rで3コースから冷静に差し切り、後半11Rは2コース差しから2マークで平高奈菜を先に回し、差して競り勝ち2着。
前半終了後に米丸は「1マークで2番(堀之内紀代子)が握っていく展開は頭にありました。ただ乗っている感じは進んでなくて…。プロペラは思い切りたたきました。前検に比べたら良くなりましたが、上積みは必要」と話していた。とはいえ、後半の引き波を越える感じを見る限り、ターン回りの良化はあった様子。あとは本領の豪快なターンが見られるかどうか。4コースカドが見込める2日目6Rから目が離せない。
もう1人、回り足の良さが目立ったのは魚谷香織(福岡支部39歳)【写真上】。調整半ばで臨んだ6号艇のオープニング1Rで大外から4着に踏ん張ると、後半7Rは3コースからまくり差し。差し遅れたかに見えたが、ターン出口からぐいっと伸びていって1着。
魚谷は「いいスタートを行けたと思います。1マークは落としすぎたんですけど、回ってから水をつかんで前に押す感じがありました。足も道中の乗り心地も調整で良くなっています。この感じをなくさないように調整します」と“魚ちゃんスマイル”全開。2日目7Rでもパワーを考えれば上位争いは十分可能だ。
2日目の注目レースは浜田亜理沙がインに構える12R。メンバーは次のとおり。
<宮島 2日目 12R 予選>
1枠 浜田亜理沙(埼玉支部)
2枠 関野 文(大阪支部)
3枠 寺田 千恵(岡山支部)
4枠 喜多須杏奈(徳島支部)
5枠 川野 芽唯(福岡支部)
6枠 香川 素子(滋賀支部)
初日ドリーム戦で6着大敗を喫した冬の女王・浜田亜理沙(昨年末クイーンズクライマックス覇者)が巻き返しを期するレース。ただ、相手はかなりの激戦だ。そこでお勧めは香川素子。初日9Rはインからきっちりと逃げ切り勝ち。元来、コース不問の巧みな立ち回りが魅力で、6コースでも十分に上位争いできる。