レースリポート
V歴ゼロの選手が10人もびわこ準優に進出 清水愛海や黒澤めぐみが優出狙う
2024.05.04
ボートレースびわこのヴィーナスシリーズ(5月1日~6日開催)は5月4日、開催4日目が終わって予選ラウンドが終了。5日に行われる準優勝戦にはV歴ゼロの選手が10人も勝ち上がる展開となった。
<びわこ 5日目 10R 準優勝戦>
1号艇 清水 愛海(山口)通算5優出0V
2号艇 原田 佑実(大阪)通算32優出2V
3号艇 垣内 清美(三重)通算129優出16V
4号艇 山下 夏鈴(三重)通算2優出1V
5号艇 間庭 菜摘(福岡)通算1優出0V
6号艇 加藤 綾(三重)通算21優出0V
※()内は支部
10Rの1号艇は清水愛海(山口24歳)【冒頭の写真】。2・2・3・2・1・1・2着のオール3連対で予選3位に入る活躍を見せてきた。清水の準優1号艇は2022年12月の住之江クイーンズクライマックスシリーズ戦(予選2位)、2023年11月の丸亀男女ダブル戦(予選1位)、2023年12月の常滑オールレディース(予選2位)に続いてこれが4回目だ。
過去3回の準優1号艇の成績は3・3・2着。住之江ではコンマ24の6番手スタートと立ち遅れてまくりを浴びてイン戦3着、丸亀では平高奈菜と西村美智子の地元勢に敗れてイン戦3着、常滑では堀之内紀代子のまくりをブロックしてイン戦2着に踏ん張ったが不良航法で賞典除外と、いずれも悔しい思いを味わってきた。今度こそ勝ち切りたいところ。デビュー初Vへの大きな関門に挑む。
<びわこ 5日目 11R 準優勝戦>
1号艇 中澤 宏奈(東京)通算9優出0V
2号艇 今井 裕梨(群馬)通算27優出3V
3号艇 倉田 郁美(静岡)通算57優出4V
4号艇 黒澤めぐみ(東京)通算6優出0V
5号艇 松瀬 弘美(静岡)通算53優出2V
6号艇 西澤日花里(長崎)通算1優出0V
11Rは4号艇の黒澤めぐみ(東京34歳)【写真下】に注目したい。前期4コースは19戦4勝で1着率21%と上々の成績。黒澤は前期平均STがコンマ17だが、4コースに限るとコンマ15と速くなっている。カドから思い切った攻めを見せるタイプだ。
また黒澤は勝負どころで幾度も快走を演じてきた選手。2020年3月の若松オールレディースでは準優で5コースまくり差し(3連単5万円台)、2021年1月の徳山オールレディースでは準優で3コースまくり差し(3連単2万円台)、2023年12月の尼崎ヴィーナスシリーズでは準優で3コースまくり差し(3連単10万円台)と、波乱を巻き起こして優出したケースが数多くある。今節も侮れない存在だろう。
<びわこ 5日目 12R 準優勝戦>
1号艇 蜂須 瑞生(群馬)通算7優出1V
2号艇 山崎小葉音(群馬)通算1優出0V
3号艇 茶谷 桜(滋賀)通算18優出0V
4号艇 松本 怜(福岡)通算1優出0V
5号艇 新田 芳美(徳島)通算112優出17V
6号艇 中北 涼(長崎)通算0優出0V
12RにはV歴ゼロの選手が4人も入った。2号艇の山崎小葉音は2022年9月の桐生オールレディース以来となる2回目の優出を狙う戦いに。3号艇の茶谷桜は通算19回目の優出と地元びわこ3回目の優出をめざす。4号艇の松本怜は2023年10月の徳山ヴィーナスシリーズに続く2回目の優出へ挑戦。6号艇の中北涼は悲願のデビュー初優出なるか。
迎え撃つ1号艇は蜂須瑞生。今節は4・2・1・1・1・2・1・1着と自己ベストタイの節間5勝を挙げて予選トップ通過を果たした。蜂須は通算7優出1Vをマークしているがまだ優勝戦1号艇の経験はゼロ。準優を勝ち切って自身初の優勝戦ポールポジションをつかみたい。