唐津優勝戦は中枠勢がカギ　快速・中川りなと鋭発・西橋奈未が攻める

　ボートレース唐津(モーニング)のオールレディース（4月25日～30日開催）は29日、5日目が終了。準優を勝ち抜いた6人が30日に行われる優勝戦に駒を進めた。

＜唐津 最終日 12R 優勝戦＞
1号艇 藤原　菜希（東京）1コース1着率86％
2号艇 守屋　美穂（岡山）2コース1着率47％
3号艇 中川　りな（福岡）3コース1着率14％
4号艇 西橋　奈未（福井）4コース1着率 6％
5号艇 平山　智加（香川）5コース1着率15％
6号艇 大瀧明日香（愛知）6コース1着率 0％
※()内は支部
※コース別1着率は今年1月～

　予選トップ通過の西橋奈未が準優でイン戦2着に敗れ、ポールポジションは予選2位だった藤原菜希の手に渡った。藤原は今年インで22戦19勝の1着率86％という好成績。今節もここまで3回のイン戦でいずれもきっちり逃げ切っており、優勝戦に向けて不安はないだろう。前節の福岡ヴィーナスシリーズに続く2節連続Vを狙う。

　侮れないのは守屋美穂だ。今年2コースは15戦7勝で1着率47％という強さ。女子屈指の2コース巧者で、過去に優勝戦2号艇での優勝も6回を数える。鋭い2コース差しで藤原の懐を狙ってきそうだ。

　不安があるとすればスタートか。守屋は前々節のG1児島周年の準優で2コースからフライング。その後2コースは3走しているが、コンマ18、31、19と思い切って踏み込めていない印象がある。

　守屋がスタートで後手を踏めば黙ってはいないのが中川りな(福岡30歳)【冒頭の写真】と西橋奈未(福井27歳)【写真すぐ上】の中枠勢だろう。

　3号艇の中川は今節ここまで10走で展示1番時計9本という快速ぶりを見せており、3コースから攻め切るパワーは十分。4号艇の西橋は今節ここまで9走でゼロ台スタートが6本もあり、4コースから鋭い攻めを見せそうな気配が漂っている。好メンバーがそろって大激戦ムードの優勝戦だ。