レースリポート
平山智加が2節連続”4号艇V”狙う 藤原菜希は大得意の2号艇 福岡ヴィーナス
2024.04.17
ボートレース福岡のヴィーナスシリーズ(4月13日~18日開催)は17日に5日目が終了した。準優は11Rで守屋美穂がまさかの転覆(選手責任)を喫し、12Rでは西橋奈未(2コース+07)と小芦るり華(3コース+08)が痛恨のフライングに散るなど波乱の展開に。激戦を勝ち抜いた6人が優勝戦に駒を進めた。
18日に行われる優勝戦のメンバーと通算の優勝実績は次のとおり。
<福岡 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 渡邉 優美(福岡)優出70回目 14V
2号艇 藤原 菜希(東京)優出33回目 6V
3号艇 中川 りな(福岡)優出18回目 2V
4号艇 平山 智加(香川)優出156回目 42V
5号艇 三浦 永理(静岡)優出153回目 40V
6号艇 米丸 乃絵(福岡)優出3回目 0V
※()内は支部
予選トップ通過だった平山智加(香川38歳)【冒頭の写真】は、準優でF艇にまくられる不運な展開となってイン逃げならず。それでも2着に踏ん張って優出切符を手にし、優勝戦は4号艇となった。
平山の優勝戦4号艇といえば思い出すのは前節の多摩川オールレディース(4月6日)だ。4カドからコンマ07の好スタートを決めてまくり一撃。青いカポックでVゴールを駆け抜けたばかりだ。今節も4号艇での優勝となるか。
ただ難しいのが福岡の4コース。各レース場の昨年1年間のコース別データを見ると、4コース1着率は多摩川が11.1%、福岡が8.6%と大きな差。福岡の4コースは全国24場のなかでもワーストクラスに1着率が低い。難易度の高い福岡4コースをいかに攻略するのか注目したい。
雪辱を狙うのは2号艇の藤原菜希(東京37歳)【写真上】だ。前節の多摩川オールレディースで優勝戦1号艇に乗るも、平山の4カドまくりを浴びて無念のイン戦2着。地元Vを取り逃がす悔しい思いを味わった。今節こそ栄冠をつかみ取りたい。
藤原といえば女子トップクラスの2コース巧者。今期2コースは18戦9勝で1着率50%という驚異の強さだ。藤原は通算6Vのうち3Vを2号艇でマークしており、直近3回の優勝はいずれも2号艇。今節も黒いカポックで魅せるのか。
迎え撃つ1号艇は地元の渡邉優美だ。今節3回あったイン戦でいずれもきっちり勝ち切るなど、現在イン10連勝中という鉄壁ぶり。2月のびわこG2レディースオールスターに続く今年2回目の優勝を狙う。