福岡準優3個レースは3号艇の米丸乃絵、守屋美穂、中川りながカギ握る

　ボートレース福岡のヴィーナスシリーズ（4月13日～18日開催）は16日、4日目が終わって予選ラウンドが終了。17日に行われる準優勝戦のメンバーが決まった。

＜福岡 5日目 10R 準優勝戦＞
1号艇　藤原　菜希（東京）通算32優出6V
2号艇　山川美由紀（香川）通算379優出80V
3号艇　米丸　乃絵（福岡）通算2優出0V
4号艇　日高　逸子（福岡）通算379優出76V
5号艇　深川麻奈美（福岡）通算38優出3V
6号艇　清埜　翔子（埼玉）通算19優出3V
※()内は支部

　10Rは3号艇の米丸乃絵(福岡22歳)【冒頭の写真】が見逃せない。今年3コースは14走して1着3本（1着率21％）、2着5本（2連対率57％）と上々の成績。特に3月以降は3コースで1･1･2･2･2･2着と6走連続2連対中だ。

　米丸は3コースで通算11勝しているが、そのうち8勝は"まくり"でマーク。思い切って握って攻めるパターンが多いだけに展開のカギを握ってきそうだ。昨年6月の若松オールレディースと今年2月の戸田ヴィーナスシリーズに続く通算3回目の優出をめざしてどんな走りを見せるのか注目したい。

＜福岡 5日目 11R 準優勝戦＞
1号艇　渡邉　優美（福岡）通算69優出14V
2号艇　三浦　永理（静岡）通算152優出40V
3号艇　守屋　美穂（岡山）通算129優出34V
4号艇　平田さやか（東京）通算46優出4V
5号艇　武藤　綾子（福岡）通算44優出3V
6号艇　山本　梨菜（佐賀）通算6優出0V

　11Rのカギはなんといっても3号艇の守屋美穂(岡山35歳)【写真下】だろう。前節Fを切ったばかりの苦しい状況のなか、イン逃げを2本決めるなど2･5･4･1･2･3･1着で予選8位通過。気になるスタートは序盤3走こそコンマ21、23、31と慎重だったが、その後4走はコンマ08、18、15、17としっかりスタート勘をつかんできた。

　守屋は今年3コースで3連対率92％という抜群の安定ぶり。的確なさばきで優出争いに加わってくる可能性が高そうだ。

＜福岡 5日目 12R 準優勝戦＞
1号艇　平山　智加（香川）通算155優出42V
2号艇　西橋　奈未（福井）通算31優出6V
3号艇　中川　りな（福岡）通算17優出2V
4号艇　茶谷　　桜（滋賀）通算18優出0V
5号艇　神里　琴音（福岡）通算0優出0V
6号艇　小芦るり華（佐賀）通算12優出1V

　12Rは予選トップ通過の平山智加が1号艇で登場。前節の多摩川オールレディースに続く2節連続Vへ王手をかけるのか注目が集まる。

　侮れないのは3号艇の中川りなだ。今節手にしたモーター61号機は2連対率11位タイで、前検タイムで2位タイの好時計をマークすると、ここまで7走すべて展示1番時計と快速パワーを披露。2･1･3･4･3･1･2着で予選7位に入った。この舟足を武器に準優でも攻め手になってくる可能性十分。波乱を巻き起こす存在となるのか。