レースリポート
“女子戦優出モーター”の井上未都や寺島美里ら高配当を提供 津ヴィーナス
2024.03.26
ボートレース津のヴィーナスシリーズ(3月25日~30日開催)は26日に2日目が行われたが、荒天のため11Rで打ち切りに。昼過ぎから向かい風が強まり、10Rから安定板使用、11Rから2周戦に周回短縮されたが、12Rの「ツーコドリーム戦」は中止された。
なお2日目終了時点で1・1・1着の浜田亜理沙(埼玉)が予選首位を快走し、同じく1・1・1着の細川裕子(愛知)が予選2位に。3位以下は小野生奈(福岡)、落合直子(大阪)、日高逸子(福岡)と続いている。
さてシリーズ序盤戦を終えた津ヴィーナスシリーズだが、今節活躍が目立つのは"女子戦優出モーター"だ。津では今年に入って1月15日~20日にオールレディース、3月8日~13日に男女ダブル戦が開催されており、この2節で活躍したモーターが今節もさっそく見せ場をつくっている。
初日1Rでは寺島美里(東京34歳)【写真上】が2コースまくり一撃。3連単3万0840円の高配当を出した。寺島が今節手にしたモーターは61号機。1月のオールレディースで山本梨菜が優出6着に入ったモーターだ。寺島は今節ここまで1・3・3着で、3走すべて展示1番時計を出すなど舟足軽快。3日目以降も目が離せない。
2日目2Rでは井上未都(福岡21歳)【冒頭の写真】が5コースまくり差しを決めて3連単1万5830円の高配当を提供。昨年8月の戸田戦でデビュー初1着を飾って以来、約7カ月ぶりの白星で通算2勝目となった。井上が今節手にしたモーター19号機は、3月の男女ダブル戦で西村美智子が予選3位通過で優出4着に入った注目機。今節もそのパワーを見せている。
2日目3Rでは飯塚響が5コースから鋭い舟足でまくりを狙って2着に食い込む好走。3連単1万8780円の立役者になった。飯塚が今節手にしたモーターは1月のオールレディースで宇野弥生が優出5着に入った25号機。その後、大整備やプロペラ交換が2回ずつあったが、前節に前原大道が乗って優出3着と近況好調だ。飯塚は残念ながら2日目10Rで蜂須瑞生とともにフライングを切ってしまったが、3日目以降も舟足はチェックしておきたい。