初日連勝の浜田亜理沙と細川裕子がドリーム戦で対決　津ヴィーナス

　ボートレース津のヴィーナスシリーズ（3月25日～30日開催）が25日に開幕した。初日メインカードの12R「ツッピードリーム戦」は1号艇で今期F2本持ちの高田ひかる（三重）がコンマ12の2番手スタートからイン逃げ快勝。2着に3号艇の日高逸子（福岡）、3着に2号艇の落合直子（大阪）が入り、3連単1-3-2で1260円の3番人気決着となった。なお4号艇で出場予定だった櫻本あゆみ（群馬）は私傷病のため欠場となっている。

　2日目のメインカードは12Rの「ツーコドリーム戦」。ダブルドリームの後半戦として行われる。

＜津 2日目 12R ツーコドリーム戦＞
1号艇 浜田亜理沙（埼玉）今期1コース1着率72％
2号艇 小野　生奈（福岡）今期2コース1着率27％
3号艇 細川　裕子（愛知）今期3コース1着率16％
4号艇 宇野　弥生（愛知）今期4コース1着率28％
5号艇 関野　　文（大阪）今期5コース1着率0％
6号艇 深川麻奈美（福岡）今期6コース1着率0％
※()内は支部

　まず注目したいのは3号艇の細川裕子(愛知42歳)【写真上】だ。初日2連勝を飾る圧巻の滑り出しを披露。前半3Rでは5コースからコンマ11のトップスタートでまくりを決め、後半9Rでも4コースからコンマ06のトップスタートで再びまくりを決めた。

　しかも3Rの勝ちタイムは1分48秒0で、これはスピードクイーンメモリアルの津選考1位タイとなる好タイム。パワーを見せつける初日となった。

　細川が今節手にしたモーター64号機は2連対率35位で、これまで9節走って優出ゼロと成績は低調。ただ最近5節で展示1番時計が計26本もある快速機で、細川も前検タイム5位タイの好時計を出してその片鱗(へんりん)を見せていた。一躍V候補の筆頭格に名乗りを上げてきた細川が、ドリーム戦でどんな走りを見せるのか目が離せない。

　迎え撃つ1号艇の浜田亜理沙(埼玉36歳)【冒頭の写真】も初日2連勝をマーク。前半7Rで4コースまくり差しを決め、後半11Rは道中逆転で制した。

　浜田が今節手にしたモーター72号機は2連対率3位で、これまで10節走って4優出2Vをマークしている好素性機。前々節の男女ダブル戦で高倉和士が優勝、前節の一般戦で吉田俊彦が優勝しており、2節連続V中の注目モーターだ。このドリーム戦を勝ってV争いを優位に進めるのか。

　そのほかにも初日1･2着と上々のスタートを切った2号艇の小野生奈や、近況3節連続で4コースまくりを決めている4号艇の宇野弥生など好メンバーがそろう2日目ドリーム戦。このなかから優勝者が出る可能性が高そうな顔ぶれだ。