レースリポート
2日目ドリームは2コース最強選手の藤原菜希に注目 丸亀オールレディース
2024.03.19
ボートレース丸亀(ナイター)のオールレディース(3月18日~23日開催)が18日に開幕した。初日メインカードの12R「1stドリーム」は1号艇の守屋美穂(岡山)が快勝。インからコンマ11のトップスタートで逃げ切った。2着に3号艇の廣中智紗衣(東京)、3着に2号艇の清埜翔子(埼玉)が入り、3連単1-3-2で760円の2番人気決着となっている。
2日目のメインカードは12Rの「2ndドリーム」。ダブルドリームの後半戦として行われる。
<丸亀 2日目 12R 2ndドリーム>
1号艇 平山 智加(香川)今期1コース1着率65%
2号艇 藤原 菜希(東京)今期2コース1着率50%
3号艇 三浦 永理(静岡)今期3コース1着率7%
4号艇 西橋 奈未(福井)今期4コース1着率14%
5号艇 西岡 成美(徳島)今期5コース1着率11%
6号艇 平高 奈菜(香川)今期6コース1着率0%
※()内は支部
インには地元の平山智加が構え、初日は3コース先まくりから先頭争いをしての2着だった。ここでの注目は2号艇の藤原菜希(東京37歳)【冒頭の写真】だ。今期2コースは14戦7勝で1着率50%という驚異的な強さ。2着も5本あって2連対率86%を誇る。藤原は前期も2コースは1着率55%(22戦12勝)をマークしており、いま女子ナンバーワンの2コース巧者だといって間違いないだろう。
強さの秘訣はスタートだ。今期2コース14走でゼロ台スタートが6本もあり、平均STコンマ10、平均ST順位1.79という圧巻の数字。スリットで先手を奪って内艇にプレッシャーをかけ、鋭いハンドルで差し切るのが勝ちパターンとなっている。このドリーム戦でも十八番の2コース差しを見せるのか注目したい。
巻き返しを図りたいのは5号艇の西岡成美(徳島27歳)【写真上】だ。初日3・2着にまとめたが、3Rで不良航法のため減点10を喫する痛手。予選33位と大きく出遅れた。いきなり予選突破へ崖っぷちの状況となってしまっただけに、このドリームは立て直しの重要な1走になる。
西岡は今期5コースで19走して1着2本(1着率11%)、2着4本(2連対率32%)、3着5本(3連対率58%)の好成績。アウトから展開を突く力に定評がある。ちなみに西岡は昨年1年間で5コースまくり差しを5本も決めており、これは女子最多タイだった。黄色いカポックの西岡から目が離せない。