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川野芽唯が下関ヴィーナスシリーズで今年初V 女子賞金ランキング7位に浮上

2024.03.18

 ボートレース下関(ナイター)のヴィーナスシリーズ(3月12日~17日開催)が終了した。今節は新モーター・新ボート・新プロペラで始まったシリーズだったが、優勝戦は1号艇の川野芽唯(福岡37歳)【写真4枚】が快勝。インからコンマ15のスタートで逃げ切った。初Vを狙っていた真子奈津実(福岡)は2コースから差して2着で、福岡支部のワンツー。3着には海野ゆかり(広島)が入り、3連単1-2-4で1350円の3番人気だった。

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 勝った川野は昨年11月の芦屋オールレディース以来となる優勝で通算16V。下関では初の優勝となった。

 今節の川野は2・1・3・1・2・1・3・1・6・1・1着。初日ドリーム戦でイン逃げを決めて勢いに乗ると、2日目に2コース差し、3日目にイン逃げ、4日目に3コースまくりと連日白星をマークしながら予選をトップ通過。そして準優・優勝戦はイン逃げで勝ち切り、節間6勝で頂点に立った。

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 レース後には「ちょっと遅れたと思って、あわててターンにいきました。たまたま差されなくて優勝できたかなと思います。反省点はたくさんありますが、充実した一節でした」と振り返っていた。

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 川野は今節開幕時点で今年の女子賞金ランキングが14位だったが、この6日間で約217万円(優勝賞金99万円)の大きな上積みに成功し、一気に7位まで浮上。このあと35日間のF休み(4月1日~5月5日)に入るためランクダウンは避けられない状況だが、2年連続4回目のクイーンズクライマックス出場に向けて価値ある優勝となった。

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 川野の次節は5月7日からの宮島G2レディースオールスターになる予定。宮島は2014年に男女ダブル戦で優勝するなど3優出1Vと相性上々の水面だけに目が離せない。

 海野ゆかりは優勝戦3着に入って賞金57万円を獲得。女子賞金ランキング8位につけている。海野は2月半ばの時点で女子賞金ランキング30位という位置だったが、びわこG2レディースオールスターで優出4着、若松ミッドナイトレースで優出6着、下関ヴィーナスシリーズで優出3着と、3節連続優出をマークして急上昇してきた。3年ぶりのクイーンズクライマックス出場に向けて意欲十分だ。

 海野はこのあと4月に鳴門でのPG1マスターズチャンピオン、5月に地元宮島でのG2レディースオールスターと楽しみなレースを控えている。円熟味を増した走りで水面を沸かせそうだ。


【2024年女子賞金ランキング】(3月17日現在)
1位 守屋 美穂 11,645,000円
2位 宇野 弥生 10,917,000円
3位 渡邉 優美 10,502,000円
4位 平山 智加 9,697,866円
5位 浜田亜理沙 9,466,000円
6位 遠藤 エミ 8,976,000円
7位 川野 芽唯 8,682,982円 (下関優勝戦1着)
8位 海野ゆかり 8,619,000円 (下関優勝戦3着)
9位 三浦 永理 7,809,000円
10位 香川 素子 7,692,000円
11位 松尾 夏海 7,329,000円
12位 細川 裕子 7,307,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 田口 節子 6,970,000円
14位 大瀧明日香 6,821,000円
15位 清埜 翔子 6,791,000円
16位 落合 直子 6,568,000円
17位 寺田 千恵 6,441,500円
18位 岩崎 芳美 6,428,000円
19位 西橋 奈未 6,305,000円
20位 廣中智紗衣 6,193,000円

23位 関野  文 6,088,000円 (下関優勝戦4着)
32位 櫻本あゆみ 5,580,000円 (下関優勝戦6着)
45位 藤堂 里香 4,405,000円 (下関優勝戦5着)
53位 真子奈津実 4,272,000円 (下関優勝戦2着)

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