レースリポート
快速パワー真子奈津実が7年ぶり優出で初V挑戦! 迎え撃つ川野芽唯 下関ヴィーナス
2024.03.17
ボートレース下関(ナイター)のヴィーナスシリーズ(3月12日~17日開催)は16日、5日目の準優が終了。17日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。
<下関 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 川野 芽唯(福岡)優出86回目 15V
2号艇 真子奈津実(福岡)優出3回目 0V
3号艇 櫻本あゆみ(群馬)優出36回目 3V
4号艇 海野ゆかり(広島)優出280回目63V
5号艇 関野 文(大阪)優出14回目 0V
6号艇 藤堂 里香(福井)優出15回目 1V
※()内は支部
予選トップ通過の川野芽唯(福岡37歳)【写真上】が準優でイン逃げを決めてポールポジションを獲得。昨年11月の芦屋オールレディース以来となる約4カ月ぶりの優勝に王手をかけた。川野は現在イン6連勝中。優勝戦でもイン速攻を決めるのか。
ただ気になるのはスタート。今節3回あったイン戦ですべて逃げ切っている川野だが、初日12Rドリーム戦はコンマ19の6番手スタート、3日目12Rはコンマ12の3番手スタート、5日目11R準優はコンマ25の6番手スタートとやや立ち遅れ気味の傾向だ。優勝戦ではどこまで踏み込めるかがカギになるだろう。
侮れないのは2号艇の真子奈津実(福岡35歳)【冒頭の写真】。準優で3コースまくりを決めて勝ち上がってきた。これが2012年5月の大村男女ダブル戦と、2017年3月の鳴門ヴィーナスシリーズに続く通算3回目の優出。約7年ぶりに優勝戦を走る。
今節の真子は快速パワーが光り、初日後半から8走連続で展示1番時計という韋駄天ぶり。またスタートも9走で4本のトップスタートを決めるなどしっかり勘をつかんでいる印象だ。このパワーとスタートを武器に今節4本もまくりを決めてきた真子が、デビュー初Vをめざしてどんな攻めを見せるのか注目したい。
3号艇の櫻本あゆみも見逃せない。準優で圧巻の5コースまくり差しを決め、3連単3万円台の高配当を出して優出切符をつかんだ。櫻本は昨年6月の下関オールレディース覇者。当地2節連続Vを狙う。