準優は快速パワーの中川りなと真子奈津実に注目　下関ヴィーナスシリーズ

　ボートレース下関(ナイター)のヴィーナスシリーズ（3月12日～17日開催）は15日、4日目を終えて予選ラウンドが終了。16日に行われる準優勝戦のメンバーが決まった。

＜下関 5日目 9R 準優勝戦＞
1号艇 中川　りな（福岡）通算16優出2V
2号艇 岩崎　芳美（徳島）通算153優出23V
3号艇 大豆生田蒼（埼玉）通算22優出2V
4号艇 海野ゆかり（広島）通算279優出63V
5号艇 櫻本あゆみ（群馬）通算35優出3V
6号艇 落合　直子（大阪）通算75優出8V
※()内は支部

　準優9Rの1号艇は中川りな(福岡30歳)【冒頭の写真】だ。3･1･1･1･3･1･3着のオール3連対で予選3位に入る活躍。約1年4カ月間の長期欠場を経て今年1月にカムバックし、今節がまだ復帰3節目だが、V争いを沸かせる大暴れを見せてきた。

　今節の下関は新モーター使用開始の初戦で、機力相場は手探りでの戦いだったが、中川は突出した快速パワーを披露。ここまで7走で6本の展示1番時計をマークしており、今節平均展示順位1.14はもちろんトップの数字だ。

　準優でも韋駄天パワーでイン速攻を決めるのか。イン戦は復帰後3走して1･1･1着と負けなし。前節の唐津ヴィーナスシリーズに続く2節連続優出を狙う。


＜下関 5日目 10R 準優勝戦＞
1号艇 佐々木裕美（山口）通算86優出10V
2号艇 日高　逸子（福岡）通算379優出76V
3号艇 真子奈津実（福岡）通算2優出0V
4号艇 関野　　文（大阪）通算13優出0V
5号艇 蜂須　瑞生（群馬）通算7優出1V
6号艇 後藤　美翼（東京）通算12優出2V

　準優10Rは3号艇の真子奈津実(福岡35歳)【写真下】が展開のカギを握っていそうだ。今節はハイパワーが目立っており、初日後半から展示1番時計を6連発中。今節平均展示順位1.29は中川に次ぐ2位の数字だ。この舟足を生かして初日に4コースまくり、3日目に2コースまくり2本と次々に速攻を決めてきた。準優でも思い切った攻めを仕掛けてきそうだ。

　真子は前節の宮島ヴィーナスシリーズで予選6位の活躍を見せたが、準優2号艇で無念の3着惜敗。約7年ぶりの優出を逃す悔しい思いを味わったばかりだ。今節こそ自身3回目の優出なるか。

＜下関 5日目 11R 準優勝戦＞
1号艇 川野　芽唯（福岡）通算85優出15V
2号艇 宇野　弥生（愛知）通算111優出20V
3号艇 魚谷　香織（福岡）通算85優出10V
4号艇 藤堂　里香（福井）通算14優出1V
5号艇 樋口由加里（岡山）通算61優出5V
6号艇 平川　香織（埼玉）通算7優出0V

　準優11Rは2号艇の宇野弥生に注目したい。今期2コースは17戦9勝で1着率53％というすさまじい強さ。今節も3日目5Rで2コース差しを決めている。

　また宇野は今節8走のSTがコンマ12、13、12、12、11、14、09、11という安定ぶり。トップスタートが5本もある。今節は追い風あり、向かい風あり、右横風ありと風向きが難しいコンディションだが、コンマ10前後の的確なスタートを決め続けてきた力はさすがのひと言だ。1号艇の川野芽唯が今節平均STコンマ20とスタートで苦戦している印象だけに、宇野がスリットで先手を奪う可能性大か。