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新モーターの下関ヴィーナスシリーズ 中川りなや飯塚響ら前検タイム上位勢が初日好走

2024.03.13

 ボートレース下関(ナイター)のヴィーナスシリーズ(3月12日~17日開催)が開幕した。初日メインカードの12Rドリーム戦は、1号艇の川野芽唯(福岡)がイン逃げで快勝。2着には6号艇の宇野弥生(愛知)、3着には4号艇の岩崎芳美(徳島)が入り、3連単1-6-4は31番人気で1万0120円の配当がついた。

 下関は今節から新モーター・新ボート・新プロペラの使用開始となっており、機力の相場がなかなか読めない戦い。初日の3連単万舟券は後半の2本だけだったが、1号艇は6勝にとどまった(初日9R1号艇の金田幸子は病気のため欠場)。

 そんななか機力相場の1つの目安となるのが「前検タイム」だろう。今節の前検タイム上位10人と初日の結果は以下のとおり。

1位 根岸 真優 6.80 初日6着
2位 中川 りな 6.84 初日3・1着
3位 飯塚  響 6.85 初日3・3着
4位 日高 逸子 6.87 初日2・1着
4位 安井 瑞紀 6.87 初日6・3着
4位 山本 梨菜 6.87 初日4・4着
4位 畑田 希咲 6.87 初日6着
8位 金田 幸子 6.88 初日欠場
8位 関野  文 6.88 初日1着
8位 黒明 花夢 6.88 初日5・5着
8位 川井  萌 6.88 初日1着
8位 岩崎 麗子 6.88 初日6・6着

 前検タイム2位だった中川りな(福岡30歳)【冒頭の写真】は、初日9Rで2コース抜きの1着を奪うなど初日3・1着の活躍。2走いずれも展示1番時計を出すなど軽快な舟足を見せた。中川は約1年4カ月間の長期欠場を経て今年1月にカムバックし、復帰2節目となった前節の唐津ヴィーナスシリーズで優出4着に入る活躍。ブランクを感じさせない走りを見せており、今節も快速パワーを武器に大暴れしそうな気配だ。

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 前検タイム3位だった飯塚響(群馬24歳)【写真上】は初日3・3着といずれも舟券に貢献。前半1Rではあわやデビュー通算4勝目かと思わせる2コース差しで先頭争いに加わり、後半5Rでは道中追い上げて3着に食い込んだ。上々のパワーを見せているだけに、昨年3月の桐生一般戦以来となる自身2回目の準優出へ期待が高まりそうだ。

 前検タイム4位タイだった日高逸子は、11Rでイン逃げを決めるなど初日2・1着の活躍。2走いずれも展示1番時計だった。昨年10月の平和島戦を最後に優出から遠ざかっている日高だが、今節は約5カ月ぶりの優出へ期待十分だろう。

 そのほかにも前検タイム8位タイだった関野文が初日4Rで3コースまくり、同8位タイだった川井萌が初日7Rで3コースまくりを決める活躍。前検タイム上位勢が2日目以降も舟券のカギを握ってくる可能性が高そうだ。

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