レースリポート
イン速攻V狙う山下夏鈴に金田幸子と喜井つかさの岡山勢迫る 宮島ヴィーナス優勝戦
2024.03.03
ボートレース宮島のヴィーナスシリーズ(2月27日~3月3日開催)は3月2日、準優の5日目が終了。いよいよ桃の節句、3月3日「ひな祭り」の日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。
<宮島 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 山下 夏鈴(三重)優出 2回目 1V
2号艇 金田 幸子(岡山)優出103回目14V
3号艇 新田 芳美(徳島)優出112回目17V
4号艇 犬童 千秋(福岡)優出 24回目 1V
5号艇 喜井つかさ(岡山)優出 27回目 3V
6号艇 平川 香織(埼玉)優出 7回目 0V
※()内は支部
山下夏鈴(三重26歳)【冒頭の写真】が予選トップ通過から、準優をイン逃げで快勝してポールポジションを獲得。優出はあの5コースまくりでデビュー初Vを飾った昨年5月の唐津オールレディース以来2回目で、自身初の優勝戦1号艇となった。
山下は今節ここまで、8走すべて展示1番時計を出す快速ぶり。イン戦は今節2回あり、4日目3Rではコンマ03のトップスタートで逃げ、5日目10Rの準優でもコンマ09のトップスタートで逃げと、いずれも他を圧倒して勝ち切っている。優勝戦でも韋駄天パワーを武器にイン速攻で逃げ切るか。
侮れないのは2号艇の金田幸子(岡山44歳)【写真上】だろう。今期2コースは10戦3勝の1着率30%という上々の成績だ。また今節はスロー水域からのレースが6走あったが、3・1・1・1・1・1着の6戦5勝と白星量産中。勝ち切るパワーは十分にある。2022年5月の戸田オールレディース以来となる約1年10カ月ぶりの優勝を狙う金田が勝負のカギを握ってきそうだ。
舟券のカギは5号艇の喜井つかさ(岡山34歳)【写真上】か。今期5コースは8走して3・2・6・3・3・3・5・3着。白星こそないものの、2着が1本、3着が5本もあって3連対率は75%と非常に高い。アウトから的確に展開を突いてきそうだ。