レースリポート
132期の河内悠利杏がデビュー初1着 129期の川原愛未は2コース初1着 宮島ヴィーナス
2024.02.28
ボートレース宮島のヴィーナスシリーズ(2月27日~3月3日開催)は28日、予選2日目が終了した。金田幸子(岡山)が3・1・1・1着で予選首位に浮上。予選2位に1・1・2着の山下夏鈴(三重)、予選3位に3・3・1・1着の樋口由加里(岡山)がつけている。
2日目は若手の活躍が光る一日だった。10Rでは132期の河内悠利杏(かわち ゆりあん 群馬20歳)【冒頭の写真】が6コースから豪快なまくりを決め、3連単18万4800円の超高配当を提供。昨年5月のデビューから約9カ月、通算17節目で待望の初1着となった。
河内が今節手にしたモーター50号機は2連対率8位の好素性機。前節の一般戦では小坂尚哉が乗り、準優3着で惜しくも優出こそ逃したものの、節間11走で8本の展示1番時計を出す快速パワーを見せていたモーターだ。河内も今節ここまで3走すべて展示1番時計を出す快速ぶり。3日目以降も見せ場をつくりそうな気配が十分だけに目が離せない。
7Rでは129期の川原愛未(かわはら あいみ 福岡21歳)が2コース差しを決め、3連単2万9230円の波乱に。スタートで後手を踏んでまくられる苦しい展開だったが、巧みに立て直してブイ際を差し抜けた。川原はこれまで3~6コースの経験しかなく、この7Rが自身初の2コース戦だったが、さっそく白星を奪う快走となった。
川原はこれがデビュー通算2勝目。昨年4月の唐津オールレディースで5コースまくりを決めてデビュー初1着を飾って以来、約10カ月ぶりの1着となっている。
若手が次々と白星を奪う展開となっただけに、他の同世代の選手たちは大いに刺激を受けたはず。デビュー初1着をめざしている三嶌さらら(香川133期)、樫葉新心(徳島133期)、森陽多(長崎133期)の3人や、通算2勝の門田栞(香川130期)、通算6勝の湯淺紀香(群馬129期)らにも注目しておきたい。