レースリポート
宮島ヴィーナスシリーズ27日開幕 着実に成績伸ばす野田なづきが好モーター!
2024.02.26
ボートレース宮島の「ヴィーナスシリーズ第21戦 」は27日開幕。3月3日(日)ひなまつりの日が優勝戦だ。
メンバーにA1レーサーは1人もおらず、A2級6選手をはじめ、B1級32名、B2級9人と絶対的な主軸が存在しない。つまり、B1レーサーの躍進が期待できるシリーズといっていいだろう。伸び盛りの若手に注目したい。
現在B1級でありながらA級初昇格に向け前進中の1人が野田なづき【写真2枚】。デビューから確実に前進している佐賀支部の23歳、期別勝率は次のとおりだ。
2020年前期 0.00(2019年11月22日に唐津でデビュー)
2020年後期 1.21
2021年前期 1.46
2021年後期 2.04
2022年前期 2.26
2022年後期 3.13
2023年前期 3.62
2023年後期 3.80
2024年前期 4.37
2024年後期 4.84(2023年11月1日~2024年2月25日)
上記から分かるように過去1度も勝率を落とさず一歩一歩成長している。
「師匠というか、所属しているグループを率いてくれているのが峰竜太さん。とても大きな存在ですが、いつもさりげなく励ましてくれます」と語る表情は真剣。
調整整備をはじめスタートやレース運びなど課題山積ながら、「あのレースの判断や操縦がよかった!と具体的にほめてくれます。自信を失いかけていたこともありましたが、おかげでここまでくることができました。今は勝率5点台をめざしています」と語っている。
その勝率だが、2024年後期の値が確定するのは4月30日。この宮島に続いて、丸亀(3月18日~23日)と蒲郡(3月28日~4月3日)のあっせんもある。3大会連続で予選クリアできれば十分可能な位置につけている野田なづきである。
今シリーズは、2連対率41.5%の17号機がパートナーと好材料もある。「課題…」というスタートで、同体以上行くことができれば、レース力を発揮できるはず。初日の6R(3号艇)と11R(6号艇)に注目したい。