レースリポート
びわこG2レディースオールスター DRは守屋美穂が快勝!竹井奈美ら福岡勢も活躍
2024.02.21
ボートレースびわこの「G2第8回レディースオールスター」は20日、舞台となるびわこで初日を迎えた。序盤2~5Rで追い風が吹いたものの、それ以降はほぼ無風のベストコンディション。
ドリーム戦は1号艇の守屋美穂(岡山支部35歳)【冒頭の写真】が気迫のこもったスタート攻勢から悠々と逃げ切り勝ち。2着に遠藤エミ、3着に平山智加で3連単1-3-2は1330円(2番人気)だった。守屋は3年連続でドリーム1枠に選ばれながら、過去2回は逃げ切れなかったことに触れ、「結果を出せて本当にうれしい」と瞳を輝かせた。調整状況については「1マークで気になることはなかったです。道中で乗りにくさが出たので微調整は必要。モーターは悪くない状態で、もう少し引き上げられそう」と伸びしろあり、のジャッジ。2日目は4R6号艇、11R4号艇の2回乗り。外枠でも気合の走りを見せてくれそうだ。
初日は逃げ5本、まくり3本、まくり差し3本、抜き1本とバラエティーに富んだ決まり手。中でも持ち味の攻撃力が光ったのは福岡勢の面々だった。竹井奈美(福岡支部34歳)【写真上】は前半5Rで5コースからまくり差しを決めると、後半10Rは4コースのカドからトップスタートで一気のまくり。初日ただ1人の連勝をマークした。竹井は「スタートは入っていると思って行きました。後半は少し回した感じで、展示が乗りにくかったのでどうかと思ったけれど、本番は良かった。乗り心地を崩さずにいきたい」と話した。ちなみに、この10Rの2着は、ピストンリング3本交換で明らかに道中踏ん張りの利く仕上がりになっていたグレートマザー日高逸子で福岡支部ワンツー。
もう1人、川野芽唯(福岡支部37歳)【写真上】にも注目したい。初日は9Rで3コースから巧みなまくり差しのハンドルで勝利し、この日の3連単最高配当となる3万8950円(91番人気)を提供した。「しっかりターンはできたので、そこそこ良さそう。足自体はそこまで悪くないけど、スリット足、伸びはイマイチだった」と課題を挙げた。これも調整が進めば解消可能とみる。2日目は4R4号艇、12R6号艇という出番。
2日目で楽しみなのは10R。主力レーサーに対し、デビューしてまだ1年半の131期・井上遥妃(徳島支部20歳)が挑戦【写真下はオープニングセレモニーで“岩崎工務店”新人事務員の扮装をした井上】。
<びわこ 2日目 10R 予選>
1枠 香川 素子(滋賀支部)
2枠 関野 文(大阪支部)
3枠 海野ゆかり(広島支部)
4枠 平山 智加(香川支部)
5枠 井上 遥妃(徳島支部)
6枠 清水 沙樹(東京支部)
香川素子はフライング持ちでも地元のイン戦。初日に続きコンマ10前後の仕掛けに集中する。間髪入れず攻めるのは3コース海野ゆかりか。この主導権争いがベース。ここで最も楽しみな存在が、5コースの井上遥妃。131期とキャリアは浅いが、混合戦でもたびたび好走しているようにメキメキと力を付けている。初日3Rは握って2着の好内容。香川、海野、もしくは平山智加のいずれかが主導権を取っても、井上の絡みが魅力だ。