
レースリポート

宇野弥生がまくりで戸田ヴィーナス優勝 SQM争いでは原加央理がトップタイム
2024.02.13
ボートレース戸田のヴィーナスシリーズ(2月8日~13日開催)が終了した。優勝戦は3号艇の宇野弥生(愛知37歳)【写真3枚】が快勝。3コースから豪快なまくりを決めて頂点に立った。2着には5号艇の米丸乃絵(福岡)、3着には2号艇の池田浩美(静岡)が入線。初Vを狙った1号艇の西村歩(大阪)は4着に敗れ、3連単3-5-2は1万450円の45番人気決着となっている。

勝った宇野は昨年2月8日のびわこヴィーナスシリーズ以来となる約1年ぶりの優勝で通算20V。戸田ではデビュー初Vだった2011年2月15日のオール女子戦以来、約13年ぶり2回目の優勝となっている。

宇野は1月の津オールレディースで優出5着、そしてこの戸田ヴィーナスシリーズで優勝と近況好調で、今年に入って4節走って2優出1Vという充実ぶり。この勢いで次節2月20日からのびわこG2レディースオールスターに臨むだけに目が離せない。宇野にとってびわこは2018年と2023年のヴィーナスシリーズで優勝するなど通算6優出2Vの実績がある好相性水面。2回目のG2制覇へ期待は高まるばかりだ。

なお最終日にはスピードクイーンメモリアル(SQM)の出場権争いに動きが出た。これまでの戸田選考1位タイムは松本晶恵の1分48秒1だったが、原加央理(埼玉36歳)【写真下】が2Rでイン逃げを決めて1分48秒0をマーク。わずかに上回って暫定トップに躍り出た。地元戸田の代表権獲得へ一歩前進だ。

戸田の今後の開催予定だが、次節2月18日からの一般戦は男女混合レースとなっており、女子からは土屋千明、中澤宏奈、前原哉、渡邉真奈美、武井莉里佳らが参戦予定。さらに3月15日からのSGボートレースクラシックには女子から長嶋万記、遠藤エミ、浜田亜理沙が出場予定となっている。
ちなみに戸田の昨年1年間の女子最速タイムは10月に浜田亜理沙が出した1分47秒9となっており、原の1分48秒0はかなりの好タイムといえるだろう。47秒台を出して逆転する選手が現れるのか目が離せない。