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大豆生田蒼と堀之内紀代子が好タイム スピードクイーンメモリアルの鳴門代表争い激化

2024.01.28

 ボートレース鳴門(モーニングレース)での「第12回ボートレースレディースVSルーキーズバトル」(1月27日~2月1日開催)は28日、2日目が終了した。2日目各レースの1着選手と団体戦ポイント獲得状況は以下のとおり。

1R 堀之内紀代子 6コースまくり差し
2R 濱野  斗馬 1コース逃げ
3R 大豆生田 蒼 2コース差し
4R 山崎   祥 1コース逃げ
5R☆新田  芳美 1コース逃げ
6R★細川  裕子 1コース逃げ
7R☆濱野  斗馬 3コースまくり
8R☆宮脇  遼太 5コースまくり差し
9R★藤堂  里香 4コースまくり
10R☆喜多須 杏奈 3コース差し
11R☆為本  智也 1コース逃げ
12R☆海野 ゆかり 1コース逃げ
※団体戦は5~12R。★はレディースがポイント獲得、☆はルーキーズがポイント獲得


 初日の団体戦はレディースが7勝1敗と圧倒したが、2日目の団体戦はルーキーズが6勝2敗と反撃。合計の団体戦ポイントは紅組・レディースが9点(初日7点、2日目2点)、白組・ルーキーズが7点(初日1点、2日目6点)で、2点差まで急接近している。なお、2日目5Rは新田芳美、西橋奈未の紅組がワンツーゴールしたが、西村美智子がFに散ったため、団体戦ポイントは規定により白組に付与された。

 さて激戦続く団体戦だが、2日目は別の戦いも激しさを増した。新設のプレミアムG1「スピードクイーンメモリアル」(SQM)の選考争いだ(選考期間は昨年12月1日~今年11月30日)。

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 これまでの鳴門の選考1位タイムは小芦るり華が1月9日に出した1分46秒7だったが、2日目1Rで堀之内紀代子(岡山支部44歳)【写真上】が6コースまくり差しを決めて1分46秒7のタイ記録をマーク。さらに3Rでは大豆生田蒼(埼玉支部29歳)【冒頭の写真】も2コース差しで同じく1分46秒7を出し、3人が同タイムで1位タイに並ぶ状態となった。

 堀之内は昨年1月に鳴門オールレディースで優勝したときに1分45秒7という節間トップタイムを記録した実績。今節もまだまだタイムを上げてくる可能性十分だろう。大豆生田は昨年11月のびわこヴィーナスシリーズで自身2回目の優勝を飾るなど近況好調。今期勝率6.58と勢いに乗っているだけに3日目以降も目が離せない。

 そのほかでタイムに注目しておきたい選手を挙げるなら、2020年鳴門オールレディースと2021年鳴門ヴィーナスシリーズで節間トップタイムを出している松尾夏海や、丸亀のSQM選考1位タイムを持っている平高奈菜、昨年8月の鳴門ヴィーナスシリーズで節間トップタイムをマークした宇野弥生、昨年11月の鳴門一般戦で節間トップタイムを出した経験がある地元の西岡成美、さらに若手でスピードに定評がある高憧四季といった顔ぶれか。タイムアタック合戦も熾烈(しれつ)さを増してきそうだ。

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