守屋美穂が多摩川ヴィーナス優勝　ファン投票へ大きなアピールに

　ボートレース多摩川のヴィーナスシリーズ（1月21日～26日開催）が終了した。優勝戦は1号艇の守屋美穂（岡山35歳）【写真4枚】が快勝。インからコンマ13の好スタートで逃げ切った。2着には3号艇の長嶋万記（静岡）が入線。3着には26日が誕生日の4号艇・土屋南（岡山）が入り、3連単1-3-4で660円の1番人気決着となっている。

　勝った守屋は昨年9月の児島ヴィーナスシリーズ以来となる優勝で通算32V。多摩川では2022年オールレディースに続いて2回目の優勝となっている。レース後のインタビューでは「起こし遅れたかなと思ったので、何も見ずにスタートしてしまいました。1マークは誰か見えたんですが、しっかりターンマークを回ろうと。絶対優勝したかったので、朝から試運転とプロペラ調整をしていました」と全力を尽くしての勝利だった。

　今節の守屋は2･1･3･2･4･2･1･1･1･1着。1月20日の誕生日に前検日を迎え、前節優出モーターの23号機をゲット。初日ドリーム戦でイン逃げを決めるなど上々のスタートを切った。そして予選を4位で通過し、準優は2コース恵まれ、優勝戦はイン逃げで快勝。4日目後半から4連勝で頂点に立った。

　改めて強さをアピールする一節になった守屋。ちょうど今はSGボートレースオールスターとG2レディースオールスターのファン投票（1月18日～2月18日）が実施されている最中。この優勝で存在感を見せつけたに違いない。

　守屋はSGボートレースオールスターには6年連続で出場中。ファン投票は2021年が5位、2022年が3位、2023年が5位でここ3年続けてドリーム戦に乗っている。今年もトップ5に入ってくるのか注目だ。

　G2レディースオールスターはここ3大会連続でファン投票1位。もし4大会連続となれば2019～2021年の大山千広を抜いて単独の大会史上最長記録になる。今回も女子トップスターの座を守るのか。

　守屋は次節2月2日からの児島オールレディースに登場。地元Vと2節連続Vをめざす戦いになる。その後は2月10日から宮島G1中国地区選手権、2月20日からびわこG2レディースオールスターと大一番の連戦。地区選では昨年優出5着に入っているだけに、今年はG1初Vの期待も高まりそうだ。