レースリポート
準優10Rは東京支部5人vs岡山支部1人 守屋美穂が包囲網をかいくぐる 多摩川
2024.01.24
ボートレース多摩川のヴィーナスシリーズ(1月21日~26日開催)は24日、4日目が終わって予選ラウンドが終了。25日に行われる準優勝戦のメンバーが決まった。
<多摩川 5日目 10R 準優勝戦>
1号艇 清水 沙樹(東京)通算 31優出 7V
2号艇 守屋 美穂(岡山)通算124優出31V
3号艇 後藤 美翼(東京)通算 11優出 2V
4号艇 藤原 菜希(東京)通算 29優出 6V
5号艇 寺島 美里(東京)通算 2優出 0V
6号艇 廣中智紗衣(東京)通算 53優出 7V
※()内は支部
10Rには地元の東京勢が5人も集結。同支部での熾烈(しれつ)な優出争いとなりそうだ。
1号艇に座るのは清水沙樹(東京36歳)【写真上】。近況6節連続で予選落ちとリズムを崩していたが、今節は1・2・1・3・2・3・2着のオール3連対で予選3位に入る活躍を見せてきた。2連対率5位の好モーター29号機からしっかりパワーを引き出している。
そんな清水だがやや気になるのはイン戦で、今期インは8戦2勝で1着率25%と苦戦中。今節も3日目11Rでイン戦3着に敗れている。準優ではなんとか勝ち切りたいところだ。
東京支部以外からはただ1人、守屋美穂(岡山35歳)【冒頭の写真】が2号艇に入った。言わずと知れた女子屈指の2コース巧者で、前期2コースは1着率46%(26戦12勝)をマークしている。東京勢の包囲網をかいくぐって優出なるか。
<多摩川 5日目 11R 準優勝戦>
1号艇 高田ひかる(三重)通算42優出7V
2号艇 蜂須 瑞生(群馬)通算 5優出1V
3号艇 土屋 南(岡山)通算18優出3V
4号艇 中村かなえ(東京)通算 9優出0V
5号艇 山田 理央(香川)通算 0優出0V
6号艇 山口真喜子(長崎)通算 1優出0V
11Rは113期~129期の選手が入り、平均年齢27.7歳という若い組み合わせになった。
なかでも注目したいのは4号艇の中村かなえだ。前期4コースは平均STコンマ12で1着率26%(23戦6勝)をマーク。スタート一撃のカドまくりを十八番とする。今節も4日目1Rで4コースからコンマ08のトップスタートを決め、まくって1着を奪ったばかり。準優でもその再現を狙ってきそうだ。
<多摩川 5日目 12R 準優勝戦>
1号艇 田口 節子(岡山)通算234優出72V
2号艇 長嶋 万記(静岡)通算153優出42V
3号艇 北村 寧々(長崎)通算 0優出 0V
4号艇 津田 裕絵(山口)通算 35優出 2V
5号艇 中田 夕貴(埼玉)通算 16優出 1V
6号艇 滝川真由子(長崎)通算 23優出 3V
12Rの注目は3号艇の北村寧々だろう。2・1・2・1・4・3着で予選7位に入る活躍。昨年8月のびわこオールレディースに続く自身2回目の準優出を果たした。
北村は今節2日目2Rで3コースまくりを決めて1着を奪っているが、これが3コースは通算58走目での初白星だった。勢いに乗っている22歳の新星が準優でも赤いカポックで魅せるのか。田口節子と長嶋万記を相手にどんな走りを見せるのか楽しみだ。