平山智加が津オールレディース優勝　Wオールスターファン投票へ強烈アピール

　ボートレース津のオールレディース（1月15日～20日開催）が20日に終了した。優勝戦は1号艇の平山智加（香川）がイン逃げで快勝。コンマ08の好スタートで逃げ切った。2着に6号艇の淺田千亜希（徳島）、3着に5号艇の今井美亜（福井）と外枠勢が連絡みの好走。3連単は1-6-5で1万3440円の高配当となった。22番人気。

　勝った平山は昨年10月の平和島オールレディース以来となる優勝で通算40V。津では2020年ヴィーナスシリーズに続く2回目の優勝となった。今節は17.3％モーターだったが、津のモーターは昨年12月の使用開始で、まだ平山が4人目。優勝後のインビューでは「エンジンのおかげで優勝できました。いい流れで年始のスタートが切れたので、今年も心を込めて頑張ります。これからもいい仕上がりに毎節できるようにしたい」と笑顔で語っていた。

　今節は強い平山を大いにアピールする一節となった。ちょうど今、G2第9回レディースオールスター(宮島)とSG第51回ボートレースオールスター(多摩川)のファン投票（1月18日～2月18日）が実施されている最中。平山はその両方で投票対象に入っている。

　レディースオールスターのファン投票では平山は前回2位。1位の守屋美穂とは約3000票差だった。逆転をめざすうえで今節は大きなアピールになったに違いない。平山は2017年の宮島大会でファン投票1位（※本大会は産休のため欠場）を経験している。8大会ぶりの首位奪還へ期待が高まりそうだ。

　ボートレースオールスターは過去9回の出場歴。2021年から3年連続出場中だ。ただ、決して安心していられる状況ではない。今回はオールスター初出場を狙う浜田亜理沙や西橋奈未らが大幅に得票数を上げてきそうな気配で、出場権争いは大混戦が予想されている。平山は今節の優勝に続き、次節1月25日からの戸田一般戦、次々節2月11日からの丸亀G1四国地区選手権でもアピールを続けたいところだ。