レースリポート
浜田亜理沙がクイーンズクライマックス初出場でティアラ戴冠! 多摩川PG1
2024.01.01
ボートレース多摩川では12月31日、大みそかに「プレミアムG1第12回クイーンズクライマックス/G3QCシリーズ」の最終日が開催された。曇り空ながら気温は12.5度、無風という穏やかな年末水面。
12R「賞金女王決定戦」のメンバーは1枠から浜田亜理沙、遠藤エミ、守屋美穂、川野芽唯、三浦永理、寺田千恵の6人。レースは枠なりの3対3という進入。スタートは全体的に控えめで、イン浜田のコンマ15がトップタイミング。中・外から伸びて出る艇もなく、1マークは浜田が難なくの先マイ、逃げ切りに成功した。
2着は1マーク差しが流れた遠藤が、1マーク握って先行していた守屋に2マーク追いつき、先マイ。守屋は差し返しのハンドルだったが、2周ホームはやや外に開いた位置の遠藤が優勢。2周1マークで遠藤は守屋を差して2着を確保した。3着は守屋。3連単は1-2-3で780円。1番人気での決着だった。
勝った浜田亜理沙(広島県出身、埼玉支部35歳)【写真4枚】は、G1初優出で初優勝、これが今年5回目、通算10回目の優勝となった。
浜田は今回のG1優勝で来年3月に地元戸田で開催されるSGクラシックの出場権利を獲得。2023年の目標の1つであった、夫である中田竜太とそろっての戸田クラシック出場権獲得を見事達成してみせた。
「ここまで優勝4回のまま来てしまったけれど、こんな形で優勝ができて良った。竜太、お待たせ。今年は(QCの)12人に入ることを目標にやってきたけれど、まさか優勝できるとは…。支えてくれた家族や先輩・後輩の方たちのおかげです」と目を潤ませながら、表彰セレモニーでインタビューに答えた。
浜田亜理沙は優勝賞金1600万円と副賞の金500グラムのインゴットを授与された。年間獲得賞金は、2022年の2769万4933円の倍に迫る5260万9000円となり、遠藤エミの5937万4000円、守屋美穂の5350万1000円に次ぐ女子賞金ランキング3位で2023年のラストランを終えた。
レース後には夕闇の中、G1初優勝の水神祭も多くの選手が参加して行われた。