レースリポート
波乱恒例のシリーズ戦優勝戦 魚谷香織や池田浩美らが一発!? 多摩川11R
2023.12.30
ボートレース多摩川での「G3クイーンズクライマックスシリーズ戦」(12月26日~31日開催)は30日に5日目の準優3個レースが終了。いよいよ12月31日、12Rの1つ前、11Rでシリーズ戦の方の優勝戦(G3で優勝賞金210万円)が行われる。
<多摩川 最終日 11R シリーズ優勝欄>
1号艇 西橋 奈未(福井)1コース1着率75%
2号艇 魚谷 香織(福岡)2コース1着率0%
3号艇 池田 浩美(静岡)3コース1着率50%
4号艇 細川 裕子(愛知)4コース1着率15%
5号艇 中村かなえ(東京)5コース1着率0%
6号艇 岩崎 芳美(徳島)6コース1着率0%
※1着率は最近3カ月:2023/9/30~12/29
※()内は支部
予選トップ通過の西橋奈未(福井27歳)【写真上】が準優をイン逃げで快勝してポールポジションを獲得。今年3回目・通算5回目の優勝に王手をかけた。今節ここまで2回のイン戦でいずれもきっちり逃げ切っており、圧倒的な人気を背負っての優勝戦となるだろう。
ただ一筋縄ではいかないのがシリーズ戦の優勝戦だ。過去11大会でイン逃げ決着は5回しかなく、イン1着率は45%にとどまっている。
【シリーズ戦 歴代優勝者】
2012年 池田 浩美 1コース逃げ
2013年 山下 友貴★2コース抜き
2014年 中谷 朋子 1コース逃げ
2015年 平山 智加 1コース逃げ
2016年 川野 芽唯 1コース逃げ
2017年 廣中智紗衣★3コースまくり
2018年 塩崎 桐加 4コースまくり
2019年 平田さやか★5コース差し
2020年 海野ゆかり 1コース逃げ
2021年 松尾 夏海 2コース差し
2022年 宇野 弥生★6コース差し
(★は3連単1万円以上)
3連単万舟券決着が4回もあり、2013年は山下友貴の2コース抜きで3連単2万5990円、2017年は廣中智紗衣の3コースまくりで3連単6万9660円、2019年は平田さやかが5コース差しでデビュー初Vを飾って3連単3万3670円、2022年は宇野弥生の6コース差しで3連単5万2160円と大荒れの展開が多い。大観衆に埋まるスタンドがどよめきに包まれるシーンがもはや恒例!?にもなっている。
今年も波乱が起こりそうな気配は十分ある。2号艇の魚谷香織(福岡38歳)【冒頭の写真】は4日目に6コース差し、5日目準優で3コース差しと連勝を飾って優勝戦へ。勢いがあるだけに目が離せない。
また、3号艇の池田浩美【写真上】は今節2日目1Rで3コースまくりを決めている。優勝戦でも果敢に攻めてくる可能性大だ。
4号艇の細川裕子は予選2位に入るなどパワー上位。5号艇の中村かなえも今節ゼロ台スタート4本とさすがの踏み込みを連発している。6号艇の岩崎芳美は昨年の宇野のように6コースから差してのVを狙ってくる。