レースリポート
遠藤エミと守屋美穂がトライアル先勝! 2走目1枠は高田ひかると川野芽唯 多摩川クイーンズ
2023.12.29
ボートレース多摩川では28日に「プレミアムG1第12回クイーンズクライマックス/G3QCシリーズ」の3日目が開催された。
いよいよ女子賞金上位12人の出陣となり、初戦のトライアル11R1枠には獲得賞金2位の守屋美穂(岡山支部34歳)【写真下】。2枠には多摩川現行モーターの中で、最も注目を集める24号機と組む長嶋万記。4カドには、こちらも気配上々な田口節子。レース間特訓でも直前のスタート展示でも、やや守屋の気配は分が悪くも映ったが…。レースてば意外なほどにあっさりとイン守屋がコンマ15で逃げ切り勝ち。握った三浦永理は少し流れ、2番差しからバック伸びたのは田口。2マークを先取りした田口が2着。三浦は3着となった。3連単は1-4-3で1710円の4番人気だった。
続くトライアル12Rは獲得賞金1位、夏の女王(レディースチャンピオンV)でもある遠藤エミ(滋賀支部35歳)【冒頭の写真】が1枠で登場。リング4本に、シリンダケースと大きな部品を交換してのレースではあったが、こちらもコンマ09のトップスタートから見事逃げ切りに成功。2着は5コースからまくり差した浜田亜理紗が2周1マーク全速で、食い下がる渡邉優美と平山智加を振り切った。2着は浜田で、3着は渡邉。3連単は1-5-2で3420円の13番人気だった。
トライアル1走目を終えてみれば、モーター気配に不安もあった1号艇の2人が完勝。2023年の女子賞金戦線をリードしてきた遠藤、守屋の2人が貫禄を示した格好だ。なお、トライアル2走目の枠番は抽選の結果、以下のとおりとなった。獲得賞金額は29日朝時点のもの。
<多摩川 4日目 11R トライアル>
1枠 高田ひかる(三重)3235万円
2枠 平山 智加(香川)3578万円
3枠 浜田亜理紗(埼玉)3551万円
4枠 守屋 美穂(岡山)4763万円
5枠 大瀧明日香(愛知)3099万円
6枠 三浦 永理(静岡)3614万円
※()内は支部
トライアル2走目の11R1枠には、初日に伸び型調整でスリットの足に強めの気配を見せた高田ひかる(三重支部29歳)【写真上】。初戦はコンマ23のスタートからまくり差し及ばず5着という成績。F休みで9月下旬以来の3カ月ぶり実戦でもあり、伸び型調整特有のピット離れの弱点克服も命題とはなるが、強運でたぐり寄せたこの絶好機を何としても生かしたいところだ。
<多摩川 4日目 12R トライアル>
1枠 川野 芽唯(福岡)3602万円
2枠 渡邉 優美(福岡)3749万円
3枠 遠藤 エミ(滋賀)5103万円
4枠 寺田 千恵(岡山)3462万円
5枠 長嶋 万記(静岡)4682万円
6枠 田口 節子(岡山)3727万円
トライアル2走目の12R1枠には川野芽唯(福岡支部37歳)【写真上】。相棒の74号機は夏場まではエース機の評価を受けて活躍した優秀機。温水パイプ装着後の気配はひと息振るわず、初日の川野も4コースから伸び切れず1マークは浜田のまくり差しに頭を抑え込まれて5着の成績。レース前にパワー回復を期してリング2本の整備を施していたが、芳しい足色ではなかった。さらに調整の手を進めて2走目に挑むこととなりそうだ。