レースリポート
細川裕子がドリーム含め連勝発進 多摩川クイーンズクライマックス シリーズ戦
2023.12.27
ボートレース多摩川では26日から「プレミアムG1第12回クイーンズクライマックス/G3QCシリーズ」の年末開催が始まった。女子のトップメンバー12人は開催3日目のトライアルから出走するが、初日のオープニングセレモニーにはトライアル組12人も登場し、大きな声援を浴びていた【写真下】。
初日メインカードの12Rドリーム戦は、1枠から細川裕子(愛知支部42歳)【冒頭の写真】、海野ゆかり、宇野弥生、堀之内紀代子、藤原菜希、西橋奈未の6人で争われた。レースは枠なりの3対3。スタートは宇野、藤原がコンマ11と踏み込んだが、スリット後伸びて出るには至らず。イン戦の細川がコンマ17のスタートからしっかり伸びて、1マークを先取り。宇野の全速、海野の差しを許さずに逃げ切った。
2着は宇野が2マークで海野を回しての差しで取り切った。3着は差し粘る海野と、最内差しから追い上げ食らいつく西橋で接戦だったが、海野が3周1マーク全速で西橋をねじ伏せて入線した。3連単は1-3-2で1550円の2番人気。
勝った細川裕子は、初日は6R5枠戦との2回乗り。その前半も5コースから圧巻のまくり勝ちを収めて初日は絶好の連勝スタートとなった。タッグを組む12号機は近況不振のモーターではあったが「ぴっくりするくらい何もしていないけど、伸びられてもいないし悪くない。乗り心地がきていていいし、気になる部分は我慢する」と多少の課題はあっても及第点がつく動き。点増しのドリーム戦を含む連勝で、初日から快調な出だしとなった。
初日ドリーム組では宇野弥生(愛知支部37歳)【写真上】も前半2コース戦をまくり勝ちで白星として1、2着発進。「前検にイマイチだった乗り心地は改善できて、きのうよりは全然いい」とプロペラ調整正解に一定の手応えも得た様子。
一般予選組では清水沙樹が1、2着発進。岩崎芳美、櫻本あゆみが2、1着発進。落合直子と清埜翔子は2、2着の2連対といいスタートを切っている。その中でも櫻本あゆみは、前半オープニングは大外から差して2着、後半10Rは4カドからの豪快なまくり勝ちを決め、ターン足を中心に足色は軽快。「外枠でいい着が取れて、いいスタートが切れたのでまずは準優勝戦に乗れるように頑張ります」とレース後のインタビューでは、松本工務店軍団(社長・松本晶恵)の愉快なコスプレ姿で、シリーズ今後への熱意を語っていた。