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井上遥妃と内山七海がレディースオールスター初当選! 今節尼崎で恩返しへ

2023.12.13

 ボートレース尼崎のヴィーナスシリーズ(12月13日~18日開催)が開幕した。初日メインカードの12R「記者選抜戦」は1号艇の寺田千恵(岡山)がインから辛勝。2号艇の大瀧明日香(愛知)が2コース差しでラップ状態に持ち込んだが、パワーに勝る寺田がバック直線で鋭い伸び足を見せて競り勝った。3着には5号艇の小野生奈(福岡)が入り、3連単1-2-5で2490円の11番人気決着となっている。

 さて13日は来年2月にびわこで開催される「G2第8回レディースオールスター」のファン投票結果発表日。今節尼崎出場メンバーのなかでは16人に出場権獲得の知らせが届いた。

 なかでも注目したいのは初出場の切符を手にした井上遥妃(徳島20歳)【冒頭の写真】と内山七海(福岡)だ。

 井上は昨年11月デビューの131期生。今回が初めてのレディースオールスターファン投票参加で、2401票を集めて堂々47位に入った。まだダッシュ戦一本で戦っているルーキーだが、随所にセンスあふれる走りを披露。通算成績は1着こそ3本だが、2着9本、3着22本と連絡みは多く、たびたび高配当の立役者となってきた。

 今節、13日の尼崎ヴィーナスシリーズ初日でも井上は、6Rに6号艇で登場すると6コースから鋭い最内差しで3着に食い込む好走。3連単配当を1万1040円に跳ね上げていた。次代の"徳島うずしおレディース"を背負って立つと期待される20歳の逸材が、2日目以降もファンの期待に応える走りを見せるのか楽しみだ。

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 一方の内山七海(福岡27歳)【写真上】は2020年11月デビューの127期生。徐々に力をつけてきた福岡支部期待の新星だ。12月12日が誕生日で、27歳になったばかり。センターやアウトからキレ味鋭く展開を突く走りが魅力で、前期には"まくり差し"での1着を6本もマーク。これは女子では2位タイの数字だった(※1位は海野ゆかりの8本)。

 ファン投票29位という高い評価を受けた内山だけに、今節尼崎で結果を残して恩返ししたいところ。2日目は6R6号艇と10R3号艇で、得意のまくり差しを見せるのか注目したい。

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