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(C)BOATRACE

田口節子が三国Vで次節QCに弾み 逆転の年間賞金女王へ望みをつないだ

2023.12.12

 ボートレース三国のモーニングレース、オールレディース(12月7日~12日開催)が12日、終了した。優勝戦は雨で、風速7メートルの追い風が吹き荒れるなか、安定板使用の2周戦で行なわれ、1号艇の田口節子(岡山42歳)【写真4枚】がイン逃げで快勝。2着に4号艇の松尾夏海(香川)、3着に5号艇の西岡成美(徳島)が入り、3連単1-4-5で3840円の15番人気決着となった。

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 勝った田口は今年4回目の優勝で通算72V。三国では4回目の優勝となっている。レース後には「水面がひどすぎて試運転もよくわからなくて。まくってくる人もいるだろうけれど、無視してターンマークを回ろうと思っていました」と悪天候での心構えをしていた。

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 田口はこの優勝で弾みをつけて次節は12月28日からの多摩川クイーンズクライマックスに参戦。昨年・一昨年と優勝して大会史上初の2連覇を達成しており、今年は前人未到の3連覇に挑む。

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 田口は今節開幕時点で今年の女子賞金ランキングが7位で、首位の遠藤エミとは1531万円の差があった。もしこれ以上広がってしまうとクイーンズクライマックスで優勝(賞金1600万円)しても逆転できない状態になりかねない状況だった。しかしこの6日間で賞金約222万円(優勝賞金110万円)を獲得して女子賞金ランキング5位に浮上し、遠藤との差を約1370万円まで縮めることに成功。遠藤が次節グランプリシリーズに出場予定のためその結果次第になるが、田口は逆転での年間賞金女王へ望みをつないだことになる。

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 田口は2021年・2022年とクイーンズクライマックス連覇を果たしたが、年間女子賞金ランキングは2021年が3位、2022年が2位。優秀女子選手の年間表彰も2021年・2022年のいずれも女子賞金ランキング1位だった遠藤が受賞している。今年こそ頂点に立ちたいところだ。

【2023年女子賞金ランキング】(12月12日終了時点)
1位 遠藤  エミ 50,650,000円
2位 守屋  美穂 45,487,000円
3位 長嶋  万記 45,115,000円 (三国優勝戦4着)
4位 渡邉  優美 36,984,000円
5位 田口  節子 36,960,000円 (三国優勝戦1着)
6位 三浦  永理 35,892,000円
7位 平山  智加 35,570,000円
8位 川野  芽唯 35,325,000円
9位 浜田 亜理沙 34,402,000円
10位 寺田  千恵 32,416,000円
11位 高田 ひかる 32,173,000円
12位 細川  裕子 30,489,000円
13位 大瀧 明日香 30,013,000円
14位 海野 ゆかり 29,362,000円
15位 中谷  朋子 29,271,000円
16位 宇野  弥生 28,291,000円
17位 堀之内紀代子 27,717,000円
18位 小芦 るり華 26,504,000円
19位 藤原  菜希 26,226,000円
20位 日高  逸子 26,136,000円

26位 岩崎  芳美 24,398,000円 (三国優勝戦5着)
27位 西岡  成美 23,330,000円 (三国優勝戦3着)
58位 松尾  夏海 17,162,000円 (三国優勝戦2着)
63位 関野   文 16,483,866円 (三国優勝戦失格)

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