レースリポート
細川裕子が「今年一番の足」で地元常滑初優勝! 来年の蒲郡QCに弾み
2023.12.05
ボートレース常滑のオールレディース(11月30日~12月5日開催)が5日、終了した。優勝戦は1号艇の細川裕子(愛知34歳)【写真3枚】が快勝。インからコンマ16のスタートで逃げ切った。2着には2号艇の竹井奈美(福岡)、3着には4号艇の前田紗希(埼玉)が入り、3連単は1-2-4で1020円の2番人気決着となっている。
勝った細川は通算13回目の優勝。昨年7月の大村ヴィーナスシリーズ以来、約1年5カ月ぶりの優勝となった。地元常滑では12回目の優出で、うれしい初Vとなっている。
レース後のインタビューでは「今年一番いい足でした。ここで勝てなかったらもう二度と勝てないと思って。今年はなかなか結果が出ずに不安しかなかったけれど、ようやく結果が出ました。もっといいレースができるように頑張ります」と語った。
今年の細川は苦しい一年だった。年始からなかなかリズムが上がらず、今年初優出を飾ったのは4月の平和島戦。上半期は12節走って3優出0Vと苦戦し、6月末の時点で今年の女子賞金ランキングは27位という位置だった。しかし下半期に入って巻き返しを開始。7月には浜名湖、大村、蒲郡で3節連続の予選トップ通過があり、9~10月には常滑、江戸川、丸亀で3節連続優出もあった。だがやはり上半期の出遅れが響き、追い上げ及ばず女子賞金ランキング14位(11月26日時点)でベスト12入りはならず。4年ぶりにクイーンズクライマックス(QC)出場を逃す悔しいシーズンとなった。
来年は序盤からスタートダッシュを決めたいだけに、この常滑優勝は弾みをつける大きな1勝となったに違いない。リズム良く2024年を迎えられそうだ。なんといっても来年のクイーンズクライマックス開催地は蒲郡。地元の大舞台に立ちたい思いは人一倍だろう。
細川はこのあと年内に12月13日からの平和島一般戦、12月26日からの多摩川クイーンズクライマックスシリーズ戦に出場。そして来年は1月4日からの下関一般戦でスタートする。まだ少し気が早いが、2年ぶり6回目のクイーンズクライマックス出場をめざす2024年シーズンはもう開幕が間近。今後の細川の活躍から目が離せない。