レースリポート
長嶋万記が三国G2レディースチャレンジカップ優勝! 女子3強ムードで年末へ
2023.11.26
ボートレース三国の「G2第10回レディースチャレンジカップ」(11月21日~26日、SGチャレンジカップと併催)は26日、最終日を迎えた。11Rの優勝戦は3号艇の長嶋万記(静岡42歳)【写真4枚】が快勝。3コースからコンマ05の好スタートでまくり差しを決めた。1号艇の守屋美穂(岡山)はインからコンマ04のトップスタートで1マークを先マイしたが無念の2着。3着には4号艇の遠藤エミ(滋賀)が入り、3連単3-1-4で7480円の21番人気決着となっている。
勝った長嶋は今年7回目の優勝で通算42V。G2以上の優勝は今年2月の蒲郡G2レディースオールスター以来で2回目となった。三国では2016年オールレディース、2018年オールレディース、2020年オールレディース、今年3月の一般戦に続く当地2節連続5回目の優勝となった。
表彰式では「直前に同期の三浦永理と足併せをしたら下がっていたので、プロペラをアレンジするのはやめて、きのうのベースに急いで戻したのが良かったのかなと思います。あのターンをすることだけを考えていました」とイメージどおりの走りに成功した。
長嶋はこの優勝で賞金460万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日3位から変わらないものの、首位の遠藤エミとは約636万円差まで縮まった。長嶋はこのあと年内に三国オールレディース、住之江グランプリシリーズ、多摩川クイーンズクライマックスの3節に出場する見込み。自身初の年間賞金女王をめざす戦いに臨む。
混戦模様のV争いとなった三国レディースチャレンジカップだったが、終わってみれば3強が貫禄の走りを見せる結果に。今節開幕時点で女子賞金ランキング1位だった遠藤エミ、2位だった守屋美穂、3位だった長嶋万記が優勝戦1~3着を独占した。年末のクイーンズクライマックス(QC)でもこの3人がV戦線を引っ張る可能性が高そうだ。
なお藤原菜希(東京)は優勝戦6着に終わり、女子賞金ランキング19位にとどまって逆転のクイーンズクライマックス出場はならず。大瀧明日香(愛知)が女子賞金ランキング12位の座を守り、8年ぶり2回目のクイーンズクライマックス出場を決めた。
【2023年女子賞金ランキング】(11月26日現在)
1位 遠藤 エミ 50,037,000円 (三国G2優勝戦3着)
2位 守屋 美穂 45,487,000円 (三国G2優勝戦2着)
3位 長嶋 万記 43,674,000円 (三国G2優勝戦1着)
4位 渡邉 優美 36,984,000円
5位 平山 智加 35,570,000円
6位 三浦 永理 34,968,000円 (三国G2優勝戦5着)
7位 田口 節子 34,727,000円
8位 川野 芽唯 34,108,000円
9位 浜田 亜理沙 33,375,000円
10位 高田 ひかる 32,173,000円
11位 寺田 千恵 30,065,000円
12位 大瀧 明日香 28,746,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 中谷 朋子 28,419,000円
14位 細川 裕子 28,339,000円
15位 海野 ゆかり 28,154,000円
16位 宇野 弥生 27,347,000円
17位 堀之内紀代子 26,793,000円
18位 小芦 るり華 26,504,000円
19位 藤原 菜希 26,226,000円 (三国G2優勝戦6着)
20位 日高 逸子 26,101,000円
21位 倉持 莉々 25,813,000円
22位 西橋 奈未 25,259,000円 (三国G2優勝戦4着)