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レースリポート

(C)BOATRACE 藤原菜希

三国G2レディースチャレンジカップ3日目 藤原菜希が好旋回で他艇を制す!?

2023.11.22

ボートレース三国の「SG第26回チャレンジカップ/G2第10回レディースチャレンジカップ」は、23日が3日目。2日目終了時点の女子得点率ランキングは以下のとおりだ。(カッコ内は11月22日時点の賞金順位)

選 手 名 賞金順 得点率
守屋 美穂(2位) 10.00
藤原 菜希(21位) 9.00
遠藤 エミ(1位)  8.00
浜田亜理沙(9位)  8.00
細川 裕子(14位) 7.33
日高 逸子(20位) 7.00
長嶋 万記(3位)  7.00
平山 智加(5位)  6.50
三浦 永理(8位)  6.00
田口 節子(7位)  5.67
西橋 奈未(23位) 5.50
大瀧明日香(12位) 5.33
海野ゆかり(15位) 5.00
川野 芽唯(6位)  4.50
寺田 千恵(11位) 3.50
岩崎 芳美(24位) 3.50
清埜 翔子(22位) 2.50
中谷 朋子(13位) 2.33
宇野 弥生(16位) 2.00
堀之内紀代子(18位)1.50

「バランスが取れて無難な感じです」とは、10.00で得点率トップをゆく守屋美穂。飛び抜けた感触は得ていないようだ。
これに対し、2位につけている藤原菜希(東京支部37歳)【写真2枚】は「行き足や直線系が良く余裕があります」とコメント。事実、2日目の11Rも3コースからまくりを敢行。4コースの浜田亜理沙に絶好の差し展開を与えることとなったが、伸びや力感を感じさせるに十分な内容の2着だった。3日目も持ち味を発揮する可能性大である。

(C)BOATRACE 藤原菜希

その持ち味とは旋回力。それも、遅れ気味にハンドルを切る「現代ターン」である。

40代後半の男子記念レーサーは「現代ターン」についてこう解説する。
「自分たちは、ボートを早めに向けターンするよう教えられてきたので、どうしてもハンドルを切るタイミングが早いんです。すると、エンジン回転数やスピードが落ちる時期が早くなるばかりか、ターンマークに寄っていきやすくなります。でも、今の若い選手は違う。極端に言うと、まっすぐ行き過ぎるくらい行ってからキレイな弧を描くようにスピード旋回してきます。その方が速いしターン中の自由度が高いんです…」。

藤原菜希自身、「しっかり踏み込んでからハンドルを入れるようにしています」と語っているが、その結果「後追い」のようなターンではなく、「相手を見切った」かのような旋回を実現させているのだ。

(C)BOATRACE

藤原の3日目は5R1号艇(上図参照)。
安定したスタート勘と直線系の加速感、そして他艇に隙を与えないターン力でインから逃げる可能性は高いとみていいだろう。単独のシリーズリーダーとなるべく戦う3日目の走りに注目したい。

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