レースリポート
遠藤エミが三国ヴィーナス優勝 快速25号機がチャレンジカップで注目モーターに
2023.11.09
モーニングレースで行われていたボートレース三国のヴィーナスシリーズ(11月3日~9日開催、6日は中止順延)が9日、終了した。優勝戦は1号艇の遠藤エミ(滋賀35歳)【写真3枚】が快勝。インからコンマ06のトップスタートで逃げ切った。2着には4号艇の竹井奈美(福岡)、3着には6号艇の田口節子(岡山)が入り、3連単1-4-6で1320円の3番人気決着となっている。
勝った遠藤は8月の津G1レディースチャンピオンに続く今年2回目の優勝で通算40V。三国では2018年と2021年のオールレディースに続いて3回目の優勝となった。遠藤は「ちょっと外してるなという感じがあったので、試運転していましたが、最後は良くなりました。モーターに助けられました。4(竹井)の勢いが良かったので一瞬焦りましたが、(モーターが)しっかり押してくれました。三国は風が強く吹くので、あまり得意ではないと思っているんですが…(3回目V)。いい経験になったので、これを生かしてチャレンジカップでも頑張りたいです」と語った。
さて激戦の幕を閉じた三国のヴィーナスシリーズだが、三国では11月21日からSGチャレンジカップとG2レディースチャレンジカップの大一番を控えている。そこで今節を振り返って、SG・G2で注目しておくべきモーターを挙げてみたい。
まずは遠藤が乗って優勝したモーター25号機だ。1・2・3・1・1・2・1・1・2・1・1着のオール3連対Vで圧勝。展示1番時計を5本マークするなど快速ぶりが光った。このモーターは最近3節で展示1番時計が計15本もあり、韋駄天パワーでSGをかき回す可能性十分だろう。
刑部亜里紗がデビュー初優出を飾ったモーター57号機も見逃せない。三国現モーター64基のなかで2連対率5位につけており、当然有力なV候補となってきそうだ。
實森美祐が節間5勝をマークして優出した33号機も楽しみだ。このモーターは2連対率30位台という位置。SGで使われるならダークホース的な存在に、G2で使われるなら目玉的な存在になってくるだろう。