戸田オールレディースは優勝戦で荒れる傾向　2号艇の前田紗希に地元初Vのチャンス十分

　ボートレース戸田のオールレディース（10月28日～11月2日開催）は11月1日に5日目が終了。2日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。

＜戸田 最終日 12R 優勝戦＞
1号艇　三浦　永理（静岡）今年1コース1着率77％
2号艇　前田　紗希（埼玉）今年2コース1着率17％
3号艇　宇野　弥生（愛知）今年3コース1着率11％
4号艇　海野ゆかり（広島）今年4コース1着率23％
5号艇　香川　素子（滋賀）今年5コース1着率11％
6号艇　渡邉真奈美（東京）今年6コース1着率0％
　※()内は支部

　予選トップ通過の三浦永理(静岡40歳)【写真下】が準優をイン逃げで快勝してポールポジションを獲得。5日目5Rで2着に終わって連勝こそストップしたが、1･1･1･1･1･1･1･2･1着の準パーフェクトペースで優勝に王手をかけた。圧倒的な強さを見せてきた三浦が今年5回目の優勝を手にするのか。

　ただ一筋縄ではいかないのがイン受難の戸田水面だ。過去の戸田オールレディース優勝戦の結果がそれを物語る。

【戸田オールレディース 優勝戦結果】
2014年度　大瀧明日香　2コース恵まれ
2015年度　鎌倉　　涼　2コース抜き
2016年度　竹井　奈美　1コース逃げ
2017年度　五反田　忍　2コース恵まれ
2018年度　金田　幸子　1コース逃げ
2019年度　台風被害で中止
2020年度　竹井　奈美　1コース逃げ
2021年度　田口　節子　2コースまくり
2022年度　金田　幸子　1コース逃げ

　過去8大会で1コースが4勝、2コースが4勝。内枠2艇の大激戦となっている。

　ならば注目したいのは2号艇の前田紗希(埼玉30歳)【冒頭の写真】だ。7月に大ケガを負って約3カ月間の欠場を強いられたが、復帰してから平和島オールレディース、戸田オールレディースと2節連続優出の大活躍を演じている。地元初Vをめざす戦いに注目だ。

　また中枠の2人も目が離せない。3号艇の宇野弥生は今年の女子賞金ランキングが現在17位で、クイーンズクライマックス出場ボーダーまで126万円差。ここで優勝すれば110万円を上積みして一気に肉薄できる。

　4号艇の海野ゆかりは今年の女子賞金ランキングが現在19位で、クイーンズクライマックス出場ボーダーまで約195万円差。現状の差では逆転するには11月のG2レディースチャレンジカップで優出2着以上が必要という高いハードルになるだけに、少しでも差を縮めておきたいところだ。