レースリポート
丸亀の7日間開催はきょう1日が優勝戦 紅一点の川野芽唯が展開突く!
2023.11.01
ボートレース丸亀(ナイター)の7日間レース「BTS西予開設8周年記念」は、きょう11月1日が最終日。12Rの優勝戦(下図メンバー表参照)は、20時40分が発売締切予定時刻、1号艇は市橋卓士。2号艇は中岡正彦と並び、四国の両雄が人気の中心となりそうだ。「あとは相手探し…」とみるファンは少なくないだろう。
その相手となりうるのが、優勝戦紅一点の川野芽唯(福岡支部37歳)【写真2枚】。今シリーズは1着1本ながら、中間着順を堅守し舟券に絡み続けている。
最アウト6コースから勝利するのは厳しいが、舟券貢献の可能性は小さくない。
2007年5月に若松でデビューし17年目になるベテランは、来期を含め20期連続でA級をキープしている。2024年前期対象期間の2023年5月1日~10月31日までの勝率は6.93。28.6%の1着率からわかるように、常に先頭ゴールを狙うタイプだ。
その持ち味はレース展開力。半年間の平均スタートタイミングはコンマ19で発順も4.1と艇団の後方からレースをしていることがデータに反映している。
つまり、スタート一気のタイプではないのだ。展開を読み、他の力を借りることのできる技巧派である。
そんな技量を磨く姿勢は後輩の大山千広に受け継がれ、花開いているのはいうまでもないが、人気&実力No.1の、その大山千広をして「人柄的にも親しみやすく、ほんとうに頼りになる女性…」と言わしめている。
2015年12月の福岡クイーンズクライマックス優勝は、そのカタチのひとつに過ぎない。
出足系の舟足を生かし展開を鋭くとらえる走りで、連に絡むだけでなく栄冠を手にする可能性に賭けるのも一興だ。