レースリポート
田口節子が準パーフェクトV達成! 超快速31号機は次節G1でも注目 徳山
2023.10.27
ボートレース徳山のヴィーナスシリーズ(10月22日~27日モーニング開催)が27日に終了した。優勝戦は1号艇の田口節子(岡山42歳)【写真3枚】がイン逃げで快勝。3号艇の魚谷香織(福岡)が3コースから鋭いまくりで攻めてきたが、田口がこれを受け止めて逃げ切った。3着には4コースからまくり差した4号艇のF2塩崎桐加(三重)が入り、3連単1-3-4で710円の3番人気決着となった。
勝った田口は前節の大村ヴィーナスシリーズに続く2節連続Vで今年3回目の優勝。通算では71回目の優勝となり、女子歴代3位の寺田千恵(通算72V)に1V差まで迫ってきた。徳山では2009年女子リーグと2020年ヴィーナスシリーズに続く3回目の優勝となっている。
今節の田口は1・1・1・1・1・1・1・2・1・1・1着。開幕7連勝をマークするなど怒涛(どとう)のピンラッシュを見せ、11戦10勝の準パーフェクトVを達成。4日目12Rで4コースから2着に終わったのが唯一の黒星だった。
優勝後には「エンジンに裏付けがあるし、絶対人気がかぶると思って緊張しました。3号艇(魚谷)にまくられなくてよかったです。(賞金面では)けっこう安全圏に入ってきたので、年末まで事故せずにいきたいなと思います」と自分を戒めていた。
田口が今節乗ったモーターは2連対率9位の31号機で、11走すべて展示1番時計を出すなど圧倒的な快速パワーを披露。徳山は次節に11月2日からの周年記念を控えており、G1でも31号機が最注目の存在となってきそうだ。
田口はこの活躍で大幅な勝率アップに成功。今期勝率は今節開幕時点で7.27だったが、一気に7.50まで急上昇した。これで鎌倉涼の7.44を抜いて女子トップに浮上。3期ぶり8回目の女子勝率ナンバーワンが確定している。
また田口は今年の女子賞金ランキングが今節開幕時点で10位だったが、この6日間で228万円(優勝賞金99万円)を加算して8位までランクアップ。今年の獲得賞金は3000万円の大台を突破し(3060万円)、クイーンズクライマックス出場がほぼ確実となってきた。
クイーンズクライマックス3連覇に向けて着々と歩を進めてきた田口が、今後ますます注目度を高めてきそうだ。