レースリポート
準優12Rは川井萌と柴田百恵の静岡若手が田口節子に挑む 徳山ヴィーナス
2023.10.25
ボートレース徳山のヴィーナスシリーズ(10月22日~27日モーニング開催)は25日、4日目が終わって予選ラウンドが終了した。3日目まで6連勝だった田口節子(岡山)は、4Rでイン逃げを決めて開幕7連勝に伸ばしたものの、12Rでイン魚谷香織(福岡)に敗れ、2着に終わって連勝がストップ。それでも1・1・1・1・1・1・1・2着で、3日目の不良航法-10点をはねのけ、予選トップ通過を果たしている。
準優勝戦のメンバーと、デビュー以来の通算優出・優勝回数は以下のとおり。
<徳山 5日目 10R 準優勝戦>
1号艇 魚谷 香織(福岡)通算83優出10V
2号艇 實森 美祐(広島)通算14優出0V
3号艇 佐々木裕美(山口)通算85優出10V
4号艇 加藤 奈月(福井)通算6優出0V
5号艇 松本 晶恵(群馬)通算127優出22V
6号艇 西村 歩(大阪)通算20優出0V
※()内は支部
10Rの1号艇は魚谷香織だ。1・1・3・1・4・2・2・1着で予選3位に入り、前々節の福岡オールレディース(予選3位)に続く今年2回目の準優1号艇を手にした。
魚谷は今期インで31戦22勝の1着率71%という好成績。4日目12Rではインから逃げ切って田口の連勝を7で止めている。誰が相手でも逃げ切れるパワーがあるだけに、きっちり勝ち切って優出切符を手にしたい。
<徳山 5日目 11R 準優勝戦>
1号艇 細川 裕子(愛知)通算123優出12V
2号艇 高憧 四季(大阪)通算12優出1V
3号艇 関野 文(大阪)通算10優出0V
4号艇 松本 怜(福岡)通算0優出0V
5号艇 池田 浩美(静岡)通算95優出13V
6号艇 薮内 瑞希(岡山)通算5優出0V
11Rの1号艇には細川裕子が座る。1・3・1・2・1・3・3・1着のオール3連対で予選2位通過の活躍。今節手にしたモーターは18%で2連対率46位の低勝率機だったが、初日にイン逃げ、2日目に3コース差し、3日目にイン逃げ、4日目に3コースまくりと連日白星をマークする好走を見せてきた。
細川は今年の女子賞金ランキングが現在15位。クイーンズクライマックス出場ボーダーまで約60万円差という位置にいる。今節もし優勝すれば一気にベスト12圏内まで上がってこれそうな状況。まずは優出切符をつかみたいところだ。
<徳山 5日目 12R 準優勝戦>
1号艇 田口 節子(岡山)通算229優出70V
2号艇 川井 萌(静岡)通算1優出0V
3号艇 塩崎 桐加(三重)通算33優出3V
4号艇 柴田 百恵(静岡)通算1優出0V
5号艇 鈴木祐美子(三重)通算4優出0V
6号艇 遠藤 エミ(滋賀)通算143優出39V
12Rは川井萌(静岡21歳)【冒頭の写真・左】と柴田百恵(静岡23歳)【写真下】の静岡若手勢に注目したい。川井は3・2・2・2・1・2・3着のオール3連対で予選6位に入る活躍ぶり。今期勝率は今節開始前の5.32から5.46まで大幅に上がり、A2級初昇格が見えてきた。川井は前節の浜名湖男女ダブル戦でデビュー初優出(3着)を飾ったばかり。勢いに乗る21歳の新星が2節連続優出をめざす。
一方の柴田百恵は4・2・2・1・4・5・3着で予選12位通過。5月の蒲郡ヴィーナスシリーズに続く通算2回目の優出をめざして準優4号艇で登場だ。柴田は今期勝率5.43でA2級初昇格へ勝負駆けの状況。4日目は8R1号艇と12R4号艇となっており、まずは8Rをきっちり勝ち切って準優へ向かいたいところだ。
なお徳山4日目の5Rでは喜井つかさと中谷朋子の2人がともに+01のフライングに散り、喜井は今期F2となってしまった。