レースリポート
平山智加が平和島初V 女子賞金ランキング6位に浮上
2023.10.21
ボートレース平和島のオールレディース(10月16日~21日開催)が終了した。21日の優勝戦は1号艇の平山智加(香川38歳)【写真4枚】が快勝。インからコンマ06のトップスタートで逃げ切った。2着には2号艇の日高逸子(福岡)、3着には3号艇の三浦永理(静岡)が入り、3連単は1-2-3で730円の1番人気。
勝った平山は5月の丸亀GWレースと9月の宮島オールレディースに続く今年3回目の優勝で通算39V。平和島では初優勝となった。「足はすごく良くてミスをカバーしてくれるほど。私の選手生活の中でも五本の指に入るほど出ていました。最近は調子が上がってきているし、ホントいい流れが来ていると思います。この流れで大好きな多摩川(クイーンズクライマックス開催地)に行きたいと思います。平和島の初優勝も本当にうれしいです。これからも心を込めて走ります」と笑顔で勝った。
平山はこの6日間で賞金224万円(優勝賞金110万円)の大きな上積みに成功。今年の女子賞金ランキングは今節開幕時点で8位だったが、3200万円となって6位まで上がってきた。5位の高田ひかると4位の渡邉優美がこのあとF休みを控えていることを考えると、今後さらに順位を上げてきそうな気配だ。
上半期の苦戦が嘘のようだ。平山は今年1~6月に12節走って3優出1Vとリズムに乗り切れず、6月末の時点で女子賞金ランキングは19位。クイーンズクライマックス出場が危ぶまれる状態だった。
しかし夏場に入って調子を上げ、8月の津レディースチャンピオンで優出4着、9月の宮島オールレディースで優勝、そして今節の平和島オールレディースで優勝など快走を連発。7月以降は10節走って7優出2Vと完全にリズムを取り戻し、あっという間にクイーンズクライマックス出場へ当確ランプをともすまでに至った。
絶好調モードに入ってきた平山が、11月の三国レディースチャレンジカップ、12月の多摩川クイーンズクライマックスで主役の座を射止める可能性は十分。今後ますます目が離せない存在になってきそうだ。
【2023年女子賞金ランキング】(10月21日、19時現在)
1位 遠藤 エミ 43,131,000円
2位 守屋 美穂 37,987,000円
3位 長嶋 万記 35,906,000円
4位 渡邉 優美※33,212,000円
5位 高田 ひかる※32,173,000円
6位 平山 智加 32,005,000円 (平和島優勝戦1着)
7位 浜田 亜理沙 30,295,000円
8位 川野 芽唯 29,817,000円
9位 三浦 永理 29,657,000円 (平和島優勝戦3着)
10位 田口 節子 28,320,000円
11位 寺田 千恵 27,599,000円
12位 倉持 莉々※25,813,000円
13位 大瀧 明日香 25,685,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 中谷 朋子 25,520,000円
15位 堀之内紀代子 24,844,000円
16位 細川 裕子 24,781,000円
17位 宇野 弥生 24,436,000円
18位 小芦 るり華※24,332,000円
19位 藤原 菜希 23,404,000円 (平和島優勝戦6着)
20位 海野 ゆかり 23,268,000円
21位 西橋 奈未 22,993,000円
22位 日高 逸子 22,826,000円 (平和島優勝戦2着)
23位 清埜 翔子 22,761,000円
24位 岩崎 芳美 21,558,000円
―――レディースチャレンジカップ出場ボーダー――
25位 向井 美鈴 21,295,000円
26位 大山 千広 21,145,000円
27位 平田 さやか 20,886,500円
28位 金田 幸子 20,692,000円
|
35位 廣中 智紗衣 18,798,000円 (平和島優勝戦4着)
80位 前田 紗希 12,561,000円 (平和島優勝戦5着)
(※渡邉優美、高田ひかる、小芦るり華はF休みでレディースチャレンジカップ欠場)
(※倉持莉々はあっせん辞退中のため欠場見込み)